WBC侍ジャパン 悲願の世界一に県内も歓声 さっそく”記念セール”も
大分東明高校バドミントン部でインターハイ出場を目指し練習に汗を流す2人。
詫間琉菜、そして玲菜、双子の姉妹です。
ーー詫間琉菜選手(姉)
「ちょっと勝てるかなという不安もあるし、勝ちたいなという気持ちもあって複雑な気持ち」
右利きの姉・琉菜さんはキャプテンを務める元気者。左利きの妹・玲菜さんは几帳面な性格で琉菜さんをサポートします。
ーー詫間玲菜選手(妹)
「(自信は)あっ…ります」
ーー詫間琉菜選手(姉)
「頑張ります」
るなれなペアは臼杵市からJRで約1時間半かけて通学。詫間家の夕食は2人の帰りを待ってから。
家族全員で2人の夢を後押しします。
ーー母・詫間理恵さん
「全然性格は違うんですけど、それでも混じりあうと面白い点があって、私はその成長を見るのがすごく楽しみでした」
ーー弟・詫間信之介くん
「優しくて、心強いお姉ちゃんです!」
琉菜さん、玲菜さんがバドミントンを始めたきっかけは姉・理菜さんの存在。
バドミントンの指導者でもある父・猛さんと練習する姉の姿に憧れ、2人は自然とラケットを握ったそうです。
ーー父・詫間猛さん
「高校生になってようやくお互いを尊重しあえるようになってきて、そこからちょっとずつ強くなったと思います」
2人がインターハイにかける思い…実は姉・理菜さんの存在も大きく関わっています。
ーー姉・詫間理菜さん
「私もインターハイに行きたかったんですけど行けなかったので、(2人への)思いもあります」
大分東明高校の先輩でもある姉の理菜さんは、新人戦優勝の実力を誇っていましたが、この年のインターハイは新型コロナの影響で中止。
琉菜さん、玲菜さんは姉の思いも背負って、憧れの舞台を目指します。
ーー詫間琉菜選手(姉)
「家族が長年応援してくれているので、それに応えられるように頑張りたいと思います」
ーー詫間玲菜選手(妹)
「お姉ちゃんが行けなかった分、思いを背負って頑張ります」
そして迎えた県高校総体。第1シードのるなれなペアは2回戦からの登場。
ーー詫間琉菜選手(姉)
「打ちたいところとか何となく伝わってくるので、その次の動きが早めにできて良いなと思います」
初戦を危なげなく勝利したるなれなペアは息の合ったプレーで、3回戦・準々決勝を突破します。
ーー詫間玲菜選手(妹)
「他の人と組んでてもきつく言えないと思うんですよ。自分の思ったことをズバっと言えるのでそれは良いなと思います」
そしてインターハイへの切符がかかった準決勝。第1セットを奪い勢いに乗ったかに思われたるなれなペアでしたが…
第2セット、途中までリードを奪いますが、この大会初めて相手にセットを奪われると、るなれなペアは一度傾いた試合の流れを引き戻すことができませんでした。
ーー詫間玲菜選手(妹)
「インターハイに行けないので、ちょっと申し訳ないです」
ーー詫間琉菜選手(姉)
「練習して帰ってきたときにいつもご飯が作られていて本当にいつもお世話になったのでそれを九州大会で恩返しできればと思います」
2人の全国への夢は叶いませんでしたが、6月18日から大分で開催される九州大会に出場するるなれなペア。
感謝の気持ちとともに高校生活最後の大会に臨みます。