うみたまご「コツメカワウソ」の赤ちゃん4匹を一般公開 11月2日に生まれ順調に育つ 大分
家庭の事情で家族の介護などを日常的に行う子ども、いわゆるヤングケアラーについて、大分県大分市では小学生で3.6%、中学生で2.5%に上ることが大分市の調査で初めて分かりました。
これは4月25日、大分市の足立市長が会見で発表したものです。
市は2023年、市内の小学5年生と中学2年生、保護者、そして未就学児の保護者、およそ1万1000人を対象に生活実態調査を実施。初めてヤングケアラーに関して調査しました。
その結果、週に3日以上、家族の世話をしていると回答したのは小学5年生では3.6%が中学2年生では2.5%に上りました。
◆週に3日以上、家族の世話をしている
小学5年生 3.6%(2158人中88人)
中学3年生 2.5%(1983人中55人)
また、子供とその保護者を対象に「自分または子供がヤングケアラーに該当するか」という質問も実施されました。
◆自分(または子供)はヤングケアラーに該当すると思うか
小学5年生 「該当すると思う」と答えた子供(55人)の保護者のうち96.4%が「該当しない」と回答
中学3年生 「該当すると思う」と答えた子供(30人)の保護者のうち86.7%が「該当しない」と回答
「ヤングケアラーに該当する」と答えた子どもの保護者の多くが「該当しない」と回答していて親子間での認識の差が浮き彫りとなりました。
これについて足立市長は「親がヤングケアラーに対する認識が不足している面もある。調査のみでなく啓発も行っていきたい」としています。