全長180mの巨大な船が新たな一歩を踏み出す瞬間 誕生のセレモニー「進水式」【大分】

2024年03月29日 14:00更新

3月下旬。この時期は人生の船出の時期です。
今回は、ドローンを使って撮影したホンモノの船出、進水式の迫力映像を「船出を迎える皆さん」のためにお届けします。

3月8日 金曜日。朝8時。
佐伯市にある造船の会社、佐伯重工業。
進水式の準備が進められています。

この日、進水式を迎えるのは長さは約180M幅は約30M、4万メトリックトンの巨大な貨物船。
穀物や石炭などを運びます。
ここでは年に5隻、このような大きな船を建造しています。


 

進水式は、船が初めて水に浮かぶ、いわば船が生まれる瞬間をお祝いするセレモニー。
丈夫で、事故なく頑張ってね!という願いが込められています。

この船を発注した会社のために行われるセレモニーですが、佐伯市の造船会社では「造船の町」をPRするために一般公開していて、誰でも見学することができます。

この進水式の様子を緊張の表情で見つめている人がいます。
清水智也さん。この船を建造するチームの責任者です。
この日の進水式でも、各所に指示を出して注意を払います。

――清水智也さん
「リハーサルができませんので、どうしても待ったなしとなりますので。何回やっても緊張しますね。無事に海に浮いてくれた瞬間はホッとします」


 

そして進水式のクライマックス「支綱切断」

1回目の鐘は安全対策のために、船を持ち上げていたジャッキを外せ!という合図。
2回目の鐘で「最後の」安全装置を外します。

そして、いよいよ…

※動画では…
 支綱切断のあと
 2台のドローンカメラ、2台の陸上カメラで撮影された
 ゆっくり船がすべりだしていく様子が紹介されています。


無事、進水式を終えた船実は、中は空っぽです。

「艤装(ぎそう)」作業といって、このあと設備を取り付け塗装をして試運転をして夏前ごろに引き渡しの予定です。


 

最後にひとつミニ知識。
まだエンジンでは動かないこの船が、どうして海に移動できるのか?

それは…
この鉄の玉に乗っかっているから。

この玉に乗っかって斜面をすべっていくのです。


 

契約から3年、設計を経て、1年をかけて作り上げてきた船がこの春、新たな一歩を踏み出しました。

 

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