「本質は箱ものを作るのではない」揺れる“ブルーラグーン構想” 長野市長が予算案撤回を表明 

2022年09月14日 18:30更新

大分県別府市が計画している「東洋のブルーラグーン構想」について。

市は14日に開かれた議会運営委員会で整備に向けた関連予算案を撤回。別の場所に新たな施設を整備するための予算案を提案する方針を示しました。

 

◆長野恭紘 別府市長

「大切な人々の心を不安にし、分断してまで推し進めることは正しい道ではないと判断しました。ここは一旦立ち止まり東洋のブルーラグーン構想を鍋山エリアで実現する議案を撤回します」

 

この問題は、別府市が鍋山エリアに計画した巨大な屋外温泉施設の整備を巡るものです。アイスランドにある世界最大級の露天風呂、ブルーラグーンをモデルにしていて、今議会の補正予算案に整備のための調査費などとして1500万円を計上していました。

 

 

しかし先週開かれた市議会の常任委員会では、その他の泉源に影響を与える恐れがあるなどとして予算案を否決。

 

そして…。

◆阿南副市長

「今回の件に関しましては大変ご迷惑をおかけし心からお詫びを申し上げる次第です」

 

14日に開かれた議会運営委員会で市は、調査費を盛り込んだ補正予算案を撤回し承認されれば新たな予算案を提案することを報告しました。新たな予算案には、温泉を中心に観光と健康を組み合わせた施設の整備に向けて新たな場所を検討するための調査費として900万円を計上します。

 

 

◆長野恭紘 別府市長

「ブルーラグーン構想の本質は箱ものを造るのではなく昔から別府で行われていた湯治を進化させた新湯治を、医療、美容、健康などと融合させ拠点施設を作り、そこから市内事業者へ経済波及がさらに広がるエコシステムを構築していくことです」

 

新たな計画は「新湯治・ウェルネスツーリズム事業」として、その拠点場所を鍋山エリア以外で検討するとしています。

計画の変更について別府市民は…

 

◆別府市民は

「あまり賛成ではない。既存の温泉の資源を大事にしてもらいたい」

「観光客の方が来ることができる。それで増えれば市内のどこかに造ることは良いことと思うが」

 

予算案の撤回と新たな補正予算案の提案は16日に急遽、開催する市議会の本会議で行いその日のうちに常任委員会で採決が行われる予定です。

 

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