東九州自動車道 臼杵IC~津久見IC間 23日昼頃に通行止め解除へ 台風10号で被災
大分県内各地で猛威をふるった台風10号の影響で国東市では橋が崩落し住民が現在も孤立したままとなっています。
3日で崩落から5日目。現地の状況を取材しました。
◆TOS渡辺一平記者
「台風の影響を受けたこちらの場所では橋が崩落していて、橋を渡った先にあるあちらの集落では現在も孤立状態が続いている」
台風10号がもたらした大雨で伊美川が増水し国東市の国見町千燈では川に架かる下払橋の一部が崩落しました。
現在も車が通れないため孤立状態が続いていて橋の先に住む4世帯7人が厳しい生活を強いられています。
孤立している集落の住人、河野通明さんです。3日は市内に住む親族に物資を届けてもらっていました。
◆孤立集落に住む河野通明さん
「もう一本道です。この道しかないからどこに行くのもこの道しかないから本当に陸の孤島になってしまった」
ただ、物資を受け取り家に戻るにも崩落した危険な状態の橋を歩いて渡らなければなりません。
橋の先にある集落には車や重機は入ることができないため自宅周辺は今も台風10号の爪痕が残されたままとなっています。
◆孤立集落に住む河野通明さん
「ここ全部ゴミが流れてきてあそこの土手がなくなって取れてしまって。最悪の台風」
市は橋を復旧する前に、現場周辺に仮設の橋を設置する方針ですが、工事のめども立っていないということです。このままでは生活がままならないと河野さんは話します。
◆孤立集落に住む河野通明さん
「う回路を早く良くしてもらわないとどうにもならない。仕方ないですね、これも。自然のすることだから」
県内に大きな被害をもたらした台風10号。台風が過ぎ去った今もなお、被災者の苦しい日々は続いています。