台風10号被害額 大分県内368億円超 うち道路や河川など約252億円
今回の台風10号の影響で、大分県内の交通機関など様々な方面に影響が出ました。
今後の対応をまとめました。
空の便は31日も一部の便で欠航が決まっていて、そのほかの便は台風の状況を踏まえて欠航するかどうか判断するということです。
海の便は31日各社とも、順次運航を再開する予定です。
JRは31日、九州横断特急とあそぼーいは全列車運休、久大、日豊、豊肥本線の普通列車は31日の対応を検討しているということです。
高速道路は県内区間のほとんどで通行止めが続いていて解除のめどはたっていません。
続いてバスについてです。
路線バスは31日、大分バスと大分交通は通常運行、亀の井バスは対応を検討中です。
大分と長崎を結ぶ「サンライト号」は大分道の土砂崩れの影響で、終日運休を決めています。
県教委によりますと、公立学校は週明けから通常通り再開する見通しです。
このうち、グラウンドと多目的競技場が浸水した津久見高校は、水はひいていますが、JRの運行状況を見て再開を判断するということです。
ごみ収集についてです。大分市、別府市、佐伯市などは31日以降、ごみの収集を順次、再開するということです。
◆TOS山路謙成記者
「大分市のスーパー。台風の影響で物流が止まっていてパンのコーナーだが、所々空きがある状態」
こちらのスーパーでは台風の接近に伴い、事前にパンや水、カップラーメンなどを通常のおよそ5倍入荷し、30日から店を開けていました。
しかし、高速道路の通行止めなどにより物流がストップ。
商品が入荷できず品薄の状態となっていました。
◆サンライフメロン仲野光一店長
「被害の少ない地域のメーカーな どは早く復旧するという情報もあるのでそういったところ(商品)を中心に注文の発注を確認しながら売り場を埋めていきたい」
そのほかの商業施設についてです。
パークプレイスは30日午後から営業を再開。
アミュプラザおおいたとトキハインダストリー、マルショク・サンリブの各店舗は31日から通常通り営業する予定です。
イオン九州の各店舗は、一部の店舗を除いて30日営業を再開しています。
観光施設では別府市の城島高原パークが周辺の道路が被害を受けて復旧のめどが立たないため、週末も臨時休園するということです。