台風10号被害額 大分県内368億円超 うち道路や河川など約252億円
台風による雨の影響で、大分県国東市にある安岐ダムの水位が急激に上昇したため、29日午後、大分県が緊急放流を始めました。
県や国東市によりますと、国東市安岐町にある安岐ダムは台風10号の影響で降り続いた雨の影響で、水位が急激に上昇しました。そのため、県は29日午後2時半から緊急放流を開始しました。緊急放流は当初、午後3時を予定したものの、想定よりも水位の上昇が早かったため、30分繰り上げて始めたということです。
県や国東市は安岐ダムの下流周辺の住民などに安全な場所への避難を呼びかけています。
また、国東市は河川の氾濫や土砂災害が発生している恐れがあるとして、29日午後3時から市内全域に緊急安全確保を発令していて、命を守る行動をとるよう呼びかけています。