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皆さんは「政治資金収支報告書」をご存じでしょうか?
政党や政治団体の1年間の収入やお金の使い道をまとめたものです。
30日から大分県内の政党支部や政治団体の去年1年間の報告書の公開が始まりました。
県の選挙管理委員会は30日から県内あわせて753の政党支部や政治団体の去年1年分の収支報告書を公表しています。
それによりますと、全体の収入は10億5600万円で、前の年よりも3000万円の増加。
支出は10億2000万円で3700万円の増加となりました。
要因について、県の選管は去年7月の参院選やことし春の統一地方選に向けて政治活動が活発になったことを挙げています。
では、収入が多かった政治団体を見ていきましょう。
上位5つはこちらです。
1位は佐藤知事の後援会です。
収入は約2400万円でした。今回初めて1位に。
1000万円を超える収入のあった政治資金パーティーを開催するなど、ことしの知事選に向けて積極的に動いていたことがうかがえます。
また、統一地方選関連では別府市の長野恭紘市長の2つの後援団体が4位、5位となっています。
一方、3位は古庄玄知参議院議員の後援団体です。
去年は参院選がありました。
このように選挙に臨む、それぞれの団体が多くの資金を集めていたことがわかります。
一方、収支報告書が公開される目的には透明性の確保があります。
政党や団体は正しく報告しなければならず、不記載や虚偽記載には禁錮や罰金といった罰則が設けられています。
それにも関わらず、正しい報告が行われていないケースが度々明るみになっていて、TOSでもこれまで、県内の政党支部や団体の不備を指摘してきました。
収支報告書は県のホームページなどで誰でも閲覧できます。
私たち有権者は政治とお金について関心を持ってしっかりチェックしていくことも重要だと言えそうです。