「小鹿田焼の里」豪雨被災から3か月…爪痕残る現地を文化庁職員が調査 

2023年10月03日 18:40更新

ことし7月に発生した豪雨被害を受けて3日、文化庁の職員が「小鹿田焼の里」として知られる集落に現地調査に入りました。


調査が行われたのは日田市の池ノ鶴地区です。

「小鹿田焼の里」として国の重要文化的景観に指定されていますが、ことし7月の記録的豪雨では地区を流れる川が氾濫しました。
その結果、約100枚ある棚田のうち8割に土砂が流入するなど甚大な被害が出ました。

3日は文化庁の調査官が被災後、初めてこの地区を訪れ被害の状況を確認しました。
復旧は徐々に進んでいるものの、3か月近くたった今でも被害の爪痕が色濃く残されていました。

◆文化庁 永井ふみ文化財調査官
「今後の防災なども含めて、どういうふうに重要文化的景観を保護できるのかということを調査をもとにしっかり検討し支援していきたい」

国や日田市などは、今回の現地調査などをもとに復旧方法や予算などを協議していくということです。

 

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