若い世代でインフル感染拡大 休校や学年閉鎖相次ぐ  新型コロナも「緩やかな増加傾向」

2023年05月24日 18:40更新

感染症について県内の最新の動向が24日、発表されました。

前の週と比べるとインフルエンザ、新型コロナウイルスともに増加しています。

インフルエンザについては若い世代で感染が広がっていて、学年閉鎖や学級閉鎖も相次いでいます。

インフルエンザを巡っては先週、大分市内の私立高校で全校生徒の4分の1にあたるおよそ500人の感染が確認されました。

また、3日前の県高校野球決勝では大分商業が感染の広がりでベストメンバーで臨めない状態に…

こうした中、県は24日、最新の感染状況を発表しました。

5月21日までの1週間のインフルエンザの感染者数は、県内58の定点医療機関からの報告で99人でした。

1医療機関あたりの平均では前の週より0.09人多い1.71人で、2週続けて増えています。

保健所別では中部が最も多く4.5人、続いて大分市が3.35人などでした。

県教委などによりますと5月に入って、小中学校と高校あわせて10校がインフルエンザで休校や学年閉鎖、学級閉鎖になっているということです。

一方、新型コロナについても5類に引き下げられて2回目の感染状況の発表がありました。

5月21日までの1週間に県内58の定点医療機関から161人の感染が報告され、前の週と比べて22人増加しています。

1医療機関あたりの感染者数を保健所別でみると東部が最多で6人、次いで西部が3.4人、大分市が2.59人などとなっています。

新型コロナについて県は「緩やかな増加傾向にある」としていて、インフルエンザも含め感染拡大を防ぐためにも基本的な感染対策の継続を呼びかけています。

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