街中に大量の「こたつ」!?大分県の名物イベントはボランティアの手作りだった
勝手に魅力度アップ大作戦 第二弾は豊後高田市
2021年10月に発表された都道府県の魅力度ランキング。大分県は26位というちょっと微妙な順位でした。そこで・・・2022年は少しでも順位を上げたい!ということで「勝手に魅力度アップ大作戦」を企画しました!
第1弾「別府編」の記事はこちら
第2弾はサタデーパレットのコメンテーターであるマーケティングアナリストの原田曜平さんと野良レンジャーの竹尾悠兵さんが豊後高田市の昭和の町を散策して、その魅力を探してきました。
――竹尾さん
「さあ、豊後高田市の昭和の町にやってまいりました。私、豊後高田昭和の町のお笑い観光大使というのに任命してもらってもう10年経ちますので」
――原田さん
「…じゃあ、笑わせてくれるわけですね」
――竹尾さん
「原田さん、そういうタイプの人でしたっけ・・・昭和の町、詳しいのでちょっと一緒に回りながら、原田さんなりにこういう場所いいよというのをちょっと見つけていただければなと」
昭和の町は商店街ににぎわいを取り戻そうと、20年前に始まった町おこしです。古い建物が数多く残っていることを逆手にとって、中心商店街にレトロな街並みを再現しました。
昭和の町の映えスポット
2人がまず訪れたのは、大正8年創業の和菓子店「森川豊国堂」。3代目店主の森川さんは昭和の町の中心人物のお一人です。
――原田さん
「レトロな感じのアイスケースがありますけど・・・」
――森川豊国堂・森川克己さん
「こういうミルクセーキというのがあるんですよ」
――原田さん
「ミルクセーキという響きが懐かしいですね」
戦前からの製法で仕上げるなめらかなミルクセーキは、はちみつの素朴な味わいです。
――原田さん
「甘くないんですね」
――森川豊国堂・森川克己さん
「そんなに甘くないです」
――原田さん
「ほんのり甘くておいしいですね。今、『ギルティ―フード』と言って、カロリーが高いものを嫌がる傾向が若い子たちあるんですけど、さわやかに食べられちゃいますね」
――原田さん
「若い子たちって増えていますか?」
――森川豊国堂・森川克己さん
「けっこう増えましたよ。今はやりのZ世代ですね」
――原田さん
「知っているんですね」
――森川豊国堂・森川克己さん
「きのう勉強しました。これからの日本を背負うというか、観光地を背負うのは多分Z世代です」
――原田さん
「そうなんですよ。(Z世代は)SNS上で一番人口が多いんですよ。だから、色々なものを撮って拡散してくれる」
――森川豊国堂・森川克己さん
「映える店作りと映える商品作りをしないと絶対これからダメよという話をしている。ここは違うな、これがいいなというのはまた教えていただいて、それをまたグレードアップしていきたいと思うので」
――竹尾さん
「『肉のかなおか』さん、ここにおすすめの歩きながら食べるものがありますので、ちょっと行きましょう」
――原田さん
「何でしょう」
昭和26年創業、和牛専門のお肉屋さん「肉のかなおか」。あっつあつの手作りコロッケは、お店の大人気商品なんです。そんな中にコロッケ界のニューウェーブが!
――肉のかなおか・金岡次男さん
「『黒あんころっけ』なんかを出しています。中に豊後高田産のサツマイモと、それから、あんこですね」
――原田さん
「おいしいです。自然な感じですね。ほんのり甘くて。あっ、どっちでもいける!おかずと思いこもうとすればおかずにもなる。スイーツよと思い込もうとすれば(スイーツにもなる)。どっちでもいける感じ」
――肉のかなおか・金岡次男さん
「あんこが負けてしまわないようにあまり甘いサツマイモもちょっとバランスが崩れるので、あくまでもあんこが主体なので、そこら辺のバランスを考えました」
――原田さん
「『ワンハンドフード』っていう言葉があって、要はスマホでみんな写真を撮るから、片手で持って食べ歩けるものというのがずっとここ1~2年ブームになっているんです。コロッケは原点ですよね」
昭和の町のヒーロー登場!
竹尾さんと原田さんが次の場所に移動していると、なんとあの人に遭遇!昭和の町のマイナーヒーロー、昭和仮面と本物の月光仮面です!
――昭和仮面
「昭和仮面です!」
――竹尾さん
「昭和の町で食べて欲しいものとかありますか?」
――昭和仮面
「そうですね、豊後高田はソバどころでもあるんですが、私は本当に麺類が大好きなんですよ。なぜだかわかりますか?」
――竹尾さん
「何でですか?」
――昭和仮面
「はい!その答えはですね、ラーメン、つけ麺、私…昭和仮面!」
――原田さん
「…いや…本当に素晴らしいと思います」
――竹尾さん
「月光仮面さん、すみません」
レトロアイテムが所狭しと並ぶ博物館
気を取り直して次の場所、昭和ロマン蔵へ。施設内の「駄菓子屋の夢博物館」には館長・小宮裕宣さんの収蔵する懐かしのおもちゃを中心としたレトロなアイテムが所狭しと展示されています。
そのスケールの大きさに、東京出身の原田さん、テンション上がりまくりです。さて、小宮さんがこんなにもおもちゃを集め始めたきっかけってなんだったのでしょうか?
――駄菓子屋の夢博物館・小宮裕宣館長
「小学校から中学校に上がる時に『部屋を片付けなさい!そんなのいらないでしょ』って捨てられる。子供にとっては友達と遊んだり、思い出がいっぱいくっついているものをそう簡単に捨てていいのかなぁと。そういうところから保存した方がいいんじゃないと、そこから始まったんです」
――原田さん
「凄いですね。年齢が上がるごとにすぐに捨てられちゃっていたおもちゃを本当にそれでいいのかと。本当にそのコンセプトってディズニーの『トイ・ストーリー』と全く一緒ですね。『トイ・ストーリー』よりも前にそのコンセプトを考えて・・・是非ディズニーを訴えて巨額の・・・」
――竹尾さん
「俺の話を映画にしただろと(笑)」
続いては、昭和の町の「新」についてお伝えします。