原田曜平さんと行く! 勝手に魅力度アップ大作戦 第一弾・別府編

2022年02月16日 21:00更新

都道府県魅力度ランキング 大分県の順位は・・・

2021年10月、都道府県の魅力度ランキングが発表されました。大分県は26位というちょっと微妙な順位でした。そこで・・・2022年は少しでも順位を上げたい!ということで「勝手に魅力度アップ大作戦」を企画しました!まだ知られざる大分の魅力を発掘するため、第一弾はマーケティングアナリストの原田曜平さんとサタパレMCの財前真由美さんが別府を散策。その魅力を探してきました。

 

 

別府のレトロ&ネオな魅力

 

――財前さん

「別府というと、温泉を中心とした有名な観光地なんですが、まだまだそれだけじゃないポテンシャルの高さを是非知っていただきたいということで、テーマを絞らせていただきました。原田さんをお迎えするということで…『レトロ&ネオ』

――原田さん

「トレンド研究家としては嬉しいです」

 

まずは『レトロ』な別府、地元の共同温泉・『ジモ泉」に原田さんをお連れしました。

 

――原田さん

「あれなんか古そうですね。駅前温泉?・・・」

――財前さん

「よくぞ気づいてくださいました!さすが原田さん!レトロから行きましょう!」

 

レトロ温泉の熱い!魅力

 

洋館風のたたずまいが印象的な『駅前高等温泉』。JR別府駅の近くにあり、観光客の絶好の写真スポットにもなっています。共同温泉を守る運動を行い、別府の温泉に詳しい佐藤正敏さんに話を聞きました。

 

 

――別府の温泉に詳しい 佐藤正敏さん

「この雰囲気というかたたずまいというか、大正の時の建物なので、大好きな温泉の一つですね」

――原田さん

「大正っていうのがいいなと思って、今は実は大正レトロブームなんですよ。すごいヒットとしていて、多分、『鬼滅の刃』がきっかけで大正ブーム。東京でも大正時代の服が着られる写真館とかができてたりして、大正レトロなんですよ。そういう意味でもまた若い人が増えるかもしれませんね」

 

このあと、原田さんは建物の中に入らせてもらいました。

 

 

――原田さん

「ちょっとあつ湯がどれくらい熱いか?これは入れないっすわ。熱い!アッツい!アッツい!これは無理だ」

 

――温泉から出てきた原田さん

「あつ湯は熱いですわ。当たり前ですけど。あれ、無理ですよ。生身の人間じゃ無理じゃないっすか」

――別府の温泉に詳しい 佐藤正敏さん

「あそこに入っている人、いっぱいいるんですよ」

――原田さん

「すごかった」

――財前さん

「そのくらい別府は熱いっていうかですね」

――原田さん

「熱い街なんですね」

――原田さん

「街を歩いてでも新しいお店もあれば、いつからあるんだろうっていう建物もあり、面白いですね。色々な時代のものがごっちゃっと入っている感じで。外国のものもいっぱいありますし。とても面白い街だなと思いました」

 

別府のネオな魅力 チャレンジする若者たち

さて続いて、別府の『ネオ』な動きを見たい!という原田さんのリクエストもあり、チャレンジする若者たちに会いに行くことにしました。

 

『Beppu Sake Stand 巡』の梁原仙喜(やなはら そに)さんもその一人です。

 

――Beppu Sake Stand 巡・梁原仙喜さん

「まず、うちのお店に来てもらえれば、大分の地酒をご案内して、さらにお魚が食べたいとかお肉が食べたい、とり天が食べたいとかっていう要望があったら、私たちが知っている範囲で皆さんにこういうお店ありますよとか、自分たちが知っている飲食店さんだったら連絡して予約とってあげたりとか。あとは人と人とつなげていきながら、別府の街って人情の街だなというのを実感して体感してもらい、まずうちに来ていただけば、絶対別府の旅は楽しくなるっていうそんな自信はあります」

――原田さん

「こんなホスピタリティのある案内所があるとは思いませんでしたね」

――財前さん

「お酒だけじゃなくって、おつまみもおいしいですよ」

――Beppu Sake Stand 巡・梁原仙喜さん

「ありがとうございます」

 

というわけで、仙喜さんおススメの日本酒と自家製キムチをいただきます。特に原田さん絶賛だったのが、ニンニクの芽のキムチでした。

 

――原田さん

「うまい!これはもう・・5皿くらいこれだけでいけますね。おいしい。東京に持って帰りたい」

 

 

続いて、仙喜さんのご紹介で次の人に会いに行きます。すぐ近くのチャレンジショップで期間限定のネオなお店を開いているのが、浅井瞭太さん。APUの学生です。現役大学生の浅井さんがチャレンジしているのは、誰もが食べられる、ボーダレスな料理です。(※made my dayは2022年2月18日までの期間限定ショップ)

 

 

――made my day・浅井瞭太さん

「ハラルだけビーガンだけというのは今までもあったんですけど、皆で妥協無く一緒に食べるというのはあまり実現していなかったんですよね」

――原田さん

「子供でもお年寄りでもイスラム教の方でも仏教徒の方でも誰でも食べられる?」

――made my day・浅井瞭太さん

「はい」

――原田さん

「大分の皆さんね、このお店が今後の大分を救うモデルになる可能性もあるのが、あと何年かすると世界で一番多いのはイスラム教の人たち、ムスリムの人たちになるんですよ。日本はムスリムの方たちとどう付き合うかとものすごく大きな課題になるんですよ。それに取り組んでいるし、先進国を中心にビーガンの人たちも増えているから、そういう意味ではすごい新しいコンセプト、両方を実現しようという意味で是非参考にしていただけるといいのではないかと思いますけどね」

 

 

 

別府生まれと「よそ者」が地域に同じ感覚 「気持ち悪いけど魅力的」な街

 

そして、最期に原田さんたちが訪れたのは…

 

 

――財前さん

「よろしくお願いします」

――the HELL BAR・深川謙蔵さん

「あ~!めちゃめちゃ久しぶりじゃないですか」

(原田さんと肩を組む)

――財前さん

「そんなに仲良しなんですか?」

 

 

この日最後に会いに行ったのは、北浜にある『the HELL BAR』の深川謙蔵さん。佐賀県出身で、APU在学中に原田さんとは講演会を通して仲良くなったそうです。

 

――the HELL BAR・深川謙蔵さん

「東京に行って4年間はインターネット広告の会社で新卒採用担当として人事の仕事をやっていました」

――原田さん

「なぜ、別府に戻ってきたかっていうね」

――the HELL BAR・深川謙蔵さん

「挑戦する人と新しいことをやることに対して、あんまりネガティブな人があまりいなくて、基本最初はみんな応援してくださるので、自分のイメージとしてすごいやりやすいなというのはあったので、別府しかないなという感じで帰ってきました」

――財前さん

「聞きました?別府しかないですよ」

――原田さん

「(財前さんは)別府の女ですから」

――財前さん

「別府生まれの私が言うのではなく、佐賀県から別府に来た彼がここまで別府がいいって言う」

――原田さん

別府生まれの人とよそ者が同じ感覚を同じ地域に感じられるってこれは異常なことですよ。だいたいは『なんかアイツ、来ているけど、あわないよ』とか、なりがちじゃないですか、日本の社会って。『わかる!』ってなっているのが、めちゃくちゃ気持ち悪いけど魅力的。僕は全国で調査するのですが、(別府は)ちょっと独特の街なのかもしれないですね」

 

 

地域には私たちが気が付いていない魅力がまだまだ眠っている!勝手に魅力度アップ大作戦は続きます。

 

2022年1月8日放送のサタデーパレットより

サタデーパレット スタッフ

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