「野津原」「長者原」何と読む?「原」を「ハル」と読む大分県民。専門家に理由を聞いてみた
■街中で行われるこたつのイベントとは?
大分県大分市のガレリアドーム広場。
普段は静かなこの場所が、年に1度だけ巨大なこたつ部屋と化すイベントがある。
■「こたつdeポン!!」開催のきっかけ
仕掛け人は、実行委員長の児玉ケンメイさん。
「こたつdeポン!!」とは、突き抜けた面白いことをやりたい!という若者の声をきっかけに
街の賑わいづくりを目指して2016年にスタートした年末イベントである。
街を盛り上げたい大人たちが中心となり、
誰でもこたつで団らんできる巨大こたつ部屋をセッティング。
今では大分の歳末の風物詩をなっている。
■イベント準備~こたつ編~
午前10時。会場準備のスタッフとして集まったのは、
全員ボランティアスタッフというおよそ20人。
入念に段取りを確認していき、
気合を入れて、早速準備開始。
まずは大分市某所にある倉庫から、こたつの運び出しを行う。
こたつは、寄付や自分たちの手作り、買い足したものもあわせ、全部で75台。
■会場準備~畳編~
一方、会場では・・・
畳を積んだトラックが到着。1枚ずつ人の手で並べていく。
ちなみにこの畳は、趣旨に賛同してくれたメンバーの知り合いの会社が
格安で提供してくれているそう。
■最も楽しい(?)こたつのマッチング作業
さて、会場こたつが当到着。畳の上に配置されていく。
そのそばには、大量に重ねられた天板・・・
そう、この天板を、サイズが合うこたつの足にそれぞれ合わせていくのだ。
無事に天板と足のマッチングが終わるまで、パズルのような作業が続く。
準備すら楽しみながらできちゃうのが「こたつでポン!!」なのである。
■こたつの熱源は?
10時の作業開始からおよそ2時間半で設置完了。
これだけの数があると、商店街の電源を使えば一瞬でブレーカーが落ちてしまうのではないか。
そこでスタッフが手際よく準備していたのは・・・
使い捨てカイロだ。洗濯ネットに30個から50個をいれ、こたつの中に放り込む。
こうしてこの大量のこたつを温めていたのである。
■参加者のようすは
飲み物や食べ物を会場周囲のお店から購入すればだれでも参加OKのイベント。
一体どれくらい温かいのか、お邪魔してみると・・・
その中はかなり温かく、むしろ少し暑さを感じるほどなのだそう。
このような感じで、
ポカポカしながらカードゲームを楽しんだり、おしゃべりに花を咲かせたり
イベント参加者は思い思いに満喫していた。
◆実行委員長 児玉ケンメイさん
「イベントが成り立つの、ボランティアスタッフのおかげ。興味がある方はぜひ年末にお手伝いをお願いしたい」