街中に大量の「こたつ」!?大分県の名物イベントはボランティアの手作りだった

2025年01月25日 09:00更新

■街中で行われるこたつのイベントとは?

 

大分県大分市のガレリアドーム広場。

 

 

普段は静かなこの場所が、年に1度だけ巨大なこたつ部屋と化すイベントがある。

 

 

 

 

 

 

 

■「こたつdeポン!!」開催のきっかけ

 

仕掛け人は、実行委員長の児玉ケンメイさん。

 

 

「こたつdeポン!!」とは、突き抜けた面白いことをやりたい!という若者の声をきっかけに

 

街の賑わいづくりを目指して2016年にスタートした年末イベントである。

 

 

街を盛り上げたい大人たちが中心となり、

 

誰でもこたつで団らんできる巨大こたつ部屋をセッティング。

 

 

今では大分の歳末の風物詩をなっている。

 

 

 

 

■イベント準備~こたつ編~

 

午前10時。会場準備のスタッフとして集まったのは、

 

全員ボランティアスタッフというおよそ20人。

 

 

入念に段取りを確認していき、

 

気合を入れて、早速準備開始。

 

 

まずは大分市某所にある倉庫から、こたつの運び出しを行う。

 

こたつは、寄付や自分たちの手作り、買い足したものもあわせ、全部で75台。

 

 

 

 

 

■会場準備~畳編~

 

一方、会場では・・・

 

畳を積んだトラックが到着。1枚ずつ人の手で並べていく。

 

 

ちなみにこの畳は、趣旨に賛同してくれたメンバーの知り合いの会社が

 

格安で提供してくれているそう。

 

 

 

■最も楽しい(?)こたつのマッチング作業

 

さて、会場こたつが当到着。畳の上に配置されていく。

 

 

そのそばには、大量に重ねられた天板・・・

 

そう、この天板を、サイズが合うこたつの足にそれぞれ合わせていくのだ。

 

 

無事に天板と足のマッチングが終わるまで、パズルのような作業が続く。

 

 

準備すら楽しみながらできちゃうのが「こたつでポン!!」なのである。

 

 

 

■こたつの熱源は?

 

10時の作業開始からおよそ2時間半で設置完了。

 

 

これだけの数があると、商店街の電源を使えば一瞬でブレーカーが落ちてしまうのではないか。

 

 

そこでスタッフが手際よく準備していたのは・・・

 

 

使い捨てカイロだ。洗濯ネットに30個から50個をいれ、こたつの中に放り込む。

 

こうしてこの大量のこたつを温めていたのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■参加者のようすは

 

飲み物や食べ物を会場周囲のお店から購入すればだれでも参加OKのイベント。

 

 

一体どれくらい温かいのか、お邪魔してみると・・・

 

その中はかなり温かく、むしろ少し暑さを感じるほどなのだそう。

 

 

このような感じで、

 

ポカポカしながらカードゲームを楽しんだり、おしゃべりに花を咲かせたり

 

イベント参加者は思い思いに満喫していた。

 

 

◆実行委員長 児玉ケンメイさん

 

「イベントが成り立つの、ボランティアスタッフのおかげ。興味がある方はぜひ年末にお手伝いをお願いしたい」

 

 

最新のニュース