花とおじさん VOL.11 想いを寄せる

2022年01月27日 15:00更新

1月20日が“大寒”、そして次は2月4日に“立春”。

 

その前2月3日に節分があり、季節は春に向かっています。

 

とは言うものの、1年で一番寒い時期。やさしいお花の色合いに少しでも暖かさを感じていただけたら…という作品が今週のスタジオのお花です。

 

 (生け手 小原流大分支部 野口麗真さん)

 

柔らかい色合い、まずはアルストロメリア

 

南アフリカ原産。日本に入ってきて100年近く経つそうですが、ここ20年ぐらいかなぁ、広く知られるようになりました。ちなみに大分県でも栽培が盛んで、竹田市久住は西日本一の産地です。可愛らしいのはこの斑点。色が豊かなアルストロメリアにさらに個性的な動きをもたらす斑点です。

 

 

今回の白いアルストロメリアにこの斑点、

姫島村の「きつね踊りのお面の色使い」にも見えたおじさんです。

 

シンビジウムも柔らかな緑がかった黄色。

 

 

このようなやさしい色合いを見ると春も近いなぁと感じます。

春への憧憬。

 

そして!!!インパクト絶大な「緑のうねうね」。

 

 

ミリオンバンブーという、バンブーという名前ですが竹ではなく

観葉植物でよく聞く「ドラセナ」の仲間。「幸福の木」の仲間です。

 

竹に似てるからバンブーの名前がついているものの、このウネウネ感は竹っぽくないですよね。

サザエの身の奥のような、ワインオープナーの先っちょのような…グルグル感です。

 

 

最後に…年末に作った我が家の寄せ植えの一つ。

きれいでしょ?バニラカラーとピンクのハボタンにパンジー&ビオラ。

 

 

ピークが過ぎて、「半額」っていう値札がついている植物を見るとついつい「うちにおいで!」と買っちゃうおじさんなんですが、このハボタンがまさに半額でした。

 

あなたはまだまだ輝けるよ!居場所を作ってあげるよ!…少し自分と重ね合わせてみたり。

 

おじさんは時に植物にもそんな思いを寄せることがあるのです。

“想い”を…寄せ植え。

小笠原 正典アナウンサー

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