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大分の作況指数
先日、農林水産省からことしの作況指数が発表されました。
大分県は「99」で「やや少ない」ということです。
また令和元年・2年を見ると、2年連続の不良が続いていることがわかります。
大分県では食用米が約2万ヘクタールに作付されているのですが、そのうち75%は「ヒノヒカリ」という品種です。
しかし、ヒノヒカリは近年温暖化が進む中、夏の高温に耐えにくく品質や収量の低下が課題となっています。
こうした状況を受け、大分県では新たな取り組みを始めていました。
夏の高温にも強い「なつほのか」という品種を導入。普及を目指して、ことしはその実証栽培が行われています。
「なつほのか」は「ヒノヒカリ」に比べ、収穫までの成長が1週間程早いため、気象災害からの作期分散を狙えるという意味ではリスクを軽減できます。
さらに、やさしい甘み、ほのかな甘い香り、程よい粘りが特徴で、味の方も期待できそうです。
ことしは7月8月の気温がほぼ平年並みで、8月には長雨もありました。
そして迎えた10月・・・実証栽培に参加した中津市の佐藤敏夫さんの田んぼでは、順調に育ったなつほのかが金色の稲穂へと育っていました。
ーー和田アナ
お米を作る農家にとって「なつほのか」への期待は?
ーー佐藤敏夫さん
たくさん収穫出来るといいですね。それと良い品質のものが収穫できることを期待しています。
ことしはあくまで実証栽培ということで、販売は行いませんが、県民の多くに知ってもらうため、県内各地で試食会をおこなったり、学校給食にも提供される予定です。
今後は大分県による検査などがおこなわれ、正式に導入するかどうかを検討するそうです。
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