天皇皇后両陛下から漁業者に手渡された「イサキの稚魚」など 記念放流 大分
天皇皇后両陛下は10日、大分県内で開催された「全国豊かな海づくり大会」に出席されました。
全国豊かな海づくり大会は第1回が1981年に大分県で行われました。
9日から県内を訪れていた両陛下は大分市で行われた第43回の式典に出席されました。
天皇陛下は「ここ大分でも資源管理と一体となった栽培漁業や、ブリ、ヒラメなどを始めとした魚類や貝類の養殖業の振興のほかブランド化に早くから取り組み、全国でも有数の水産物の生産地となっています。こうした取り組みを長年にわたり続けてこられた皆さんの努力に深く敬意を表します」とごあいさつされました。
また式典では大分市の大道小学校2年の中園瑛斗くんが「ぼくたちの海をまもろう」と題した作文を読み上げ、両陛下は笑顔で拍手を送られました。
その後、両陛下は別府市の別府港でマコガレイの稚魚などを放流されました。
天皇陛下の県内訪問は2019年に即位されて以降初めてで、両陛下は10日夜に大分空港から帰京の途につかれました。