移植の「クロマツ」おおむね順調に育つ 通行の妨げで2年前に国道沿いから近くの公園へ 大分

2024年09月18日 12:00更新

かつて、道を歩きながらこのクロマツに頭をぶつけそうになったという経験がある方も多いのではないでしょうか。

2年前に大分県大分市の国道沿いから近くの公園に植え替えられたクロマツがおおむね順調に育っていることが分かりました。

大分市にある大分城址公園の南側の歩道には、樹齢およそ120年のクロマツが植えられています。

しかし、このうちの1本が大きく傾いていて長年、歩道を通る人たちの妨げになっていました。

このため、県は、2022年2月にこのクロマツをおよそ150m東側の公園に植え替えました。

 

 

◆TOS渡辺一平記者
「2年前に移植されたこちらのクロマツですが、城址公園の景観に華を添えるように新たな場所でも成長を続けています」

県は移植してから、2か月に1度調査を続けていて、現在、クロマツは順調に根付いているということです。

一方で、根元から伸びている大きな枝が枯れていることがわかり、健康な部分に菌が入るのを防ぐため、18日、県の関係者などがおよそ1時間かけて剪定作業を行いました。

◆県大分土木事務所 道路建設課石井直明課長
「葉が少しずつ伸びて新芽が出てくる状況を確認している。そういったところから活着、根がしっかりついたという風に考えている。今後も末永く大分市の公園の中で県民の皆様に愛されてもらえれば」

今後は、公園を管理する市がクロマツも担当するということです。

 

 

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