【台風10号】住宅被害100棟以上 道路は100件以上に陥没などの被害 さらに増える見込み 大分

2024年08月30日 19:00更新

大分県内各地にさまざまな爪痕を残した今回の台風。

 

 

その影響や被害の状況を見ていきます。

 

 

大分県内は29日、線状降水帯が発生し、その後も、記録的な雨が降り続けました。

 

降り始めからの雨量は、由布市湯布院で635.5ミリ、佐伯市佐伯で614.5ミリを観測しました。どちらも平年の8月の1か月に降る2.5倍近くの雨量がわずか3日程で降ったことになります。

 

 

猛烈な風も吹きました。最大瞬間風速は佐伯市蒲江で、35.8メートルを観測。

 

 

これは、走行中のトラックが横転する程の風だということです。

 

 

さまざまな被害も発生しています。大分市では高齢女性が風にあおられ転倒、臼杵市では、屋根に上がった男性がすべって軽傷を負っています。

 

 

30日の時点で、住宅被害は110棟に上っています。床下浸水が66棟、床上浸水が40棟、発生しています。

 

ただ、県も被害の全容を把握できていないため、被害軒数は増える見込みです。

 

県内17市町に避難所が開設され昨夜の時点では一時およそ5000人が避難しました。

 

 

 

 

道路にも影響が出ました。国道12件、県道98件で陥没などの被害が確認されています。通行止めは、けさの時点で、土砂の流出や倒木により、およそ90か所で起きていました。

 

 

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