東九州自動車道 臼杵IC~津久見IC間 23日昼頃に通行止め解除へ 台風10号で被災
大分県内各地にさまざまな爪痕を残した今回の台風。
その影響や被害の状況を見ていきます。
大分県内は29日、線状降水帯が発生し、その後も、記録的な雨が降り続けました。
降り始めからの雨量は、由布市湯布院で635.5ミリ、佐伯市佐伯で614.5ミリを観測しました。どちらも平年の8月の1か月に降る2.5倍近くの雨量がわずか3日程で降ったことになります。
猛烈な風も吹きました。最大瞬間風速は佐伯市蒲江で、35.8メートルを観測。
これは、走行中のトラックが横転する程の風だということです。
さまざまな被害も発生しています。大分市では高齢女性が風にあおられ転倒、臼杵市では、屋根に上がった男性がすべって軽傷を負っています。
30日の時点で、住宅被害は110棟に上っています。床下浸水が66棟、床上浸水が40棟、発生しています。
ただ、県も被害の全容を把握できていないため、被害軒数は増える見込みです。
県内17市町に避難所が開設され昨夜の時点では一時およそ5000人が避難しました。
道路にも影響が出ました。国道12件、県道98件で陥没などの被害が確認されています。通行止めは、けさの時点で、土砂の流出や倒木により、およそ90か所で起きていました。