台風10号被害額 大分県内368億円超 うち道路や河川など約252億円
強い台風10号について大分県内はすでに一部が暴風域に入ったと見られます。
由布市と宇佐市の一部地域には大雨警戒レベル5の「緊急安全確保」が発表されています。
強い台風10号は午前11時現在、天草市付近を1時間におよそ15キロの速さで北に進んでいると見られます。
中心の気圧は965ヘクトパスカル中心付近の最大風速は40メートルです。
県内は現在西部と南部が暴風域に入り台風はあすの明け方ごろ最接近する見込みです。
◆TOS渡辺一平記者
「大分市光吉です。道路が冠水しタイヤが半分、水没している」
降り始めからの雨量は佐伯市宇目で468.5ミリなどとなっています。
現在、大分市や佐伯市など13の市と町に土砂災害警戒情報が発表されています。
大分川などでは水位が上昇し氾濫危険情報が発表されています。
由布市と宇佐市の一部地域には大雨警戒レベル5の「緊急安全確保」が発表されました。また、臼杵市では雨漏りのため屋根に上った44歳の男性が転落し足首などを痛めるけがをしています。
ここで由布市に中継が出ています。
◆TOS渡辺一平記者
私はいま、大分川を見下ろせる位置にある橋の上にいます。
30分ほど前にこちらに着きました。風はそれほどでもないのですか、激しい雨が降り続いています。
大分川の方を見てみますと、かなり流れが早く、水位も増しているのがわかります。また、下の方にある小さな橋が通行止めになっています。以上中継でした。
正午までに予想される24時間雨量は多い所で400ミリが予想されています。
気象台では、引き続き土砂災害や洪水に厳重な警戒を呼び掛けています。