豪雨で一家4人が犠牲に…「絶対に忘れてはいけない」 湯平の旅館「つるや隠宅」が観光拠点施設に 

2024年02月29日 18:40更新

2020年の7月豪雨で被害を受けて廃業した由布市の湯平温泉の旅館が観光拠点施設として生まれ変わります。

3月1日のオープンを前に29日、内覧会が開かれました。

由布市湯布院町の湯平温泉は2020年の7月豪雨で川が氾濫し一家4人が流されて犠牲となるなど甚大な被害が出ました。

一家が営んでいた旅館「つるや隠宅」は経営者がおらず廃業…。

その後、地元の観光協会が遺族から買い取り観光拠点施設「石畳の駅つるや」として生まれ変わりました。

3月1日オープンするのを前に29日はセレモニーが行われ、地元の人などが新たな門出を祝いました。

観光案内所や休憩スペースとして活用されるほか土産物の販売も行われます。

◆ゆのひら温泉観光協会 麻生幸次理事

「令和2年の豪雨を絶対に忘れてはいけないという気持ちの表れが、このつるやさんのオープンであり、名前を残した意味だと思っている」

湯平全体を盛り上げようと活動していた一家の遺志を受け継ぎたい。

そんな思いが込められた「石畳の駅つるや」は3月1日、午前10時半にオープンします。

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