能登半島地震の被災地をTOS田辺キャスターが現地取材 断水続く中、理髪店の営業続ける男性は
能登半島地震の被災地を支援しようと国内有数の温泉地・別府市から移動式の温泉入浴施設が石川県に届けられることになりました。
◆別府市 牧宏爾観光課長
「別府の温泉を持っていくことで少し気を緩める時間を作ってもらって皆さんに寄り添えるように頑張りたい」
4日、別府市の職員など8人がフェリーで石川県に向けて出発しました。
被災地に届けるもの、それは温泉です。
源泉の数・湧出量ともに日本一を誇る別府市。
出発の日の朝、市内では温泉をタンクに入れる作業が…
今回は約10トンを運びます。
また、温泉と一緒に運ぶのが…
移動式の別府温泉の入浴施設「幻想の湯」です。
空気で膨らますことができるこの施設。男女それぞれの脱衣所と浴室が設けられています。
浴槽にはかけ流しで温泉を供給。
同時に大人5人程度が入浴でき、1日およそ250人の利用を想定しているということです。
◆被災地に派遣・河村達也さん
「現地の人はずっと風呂に入れていないという状況なので早く温泉を持っていければと思っている」
◆被災地に派遣・久保田道猛さん
「皆さんいろんな思いをしていると思うので(温泉に)入っている時だけは忘れて身も心も癒やされてほしい」
一行は5日、能登町に無事到着しました。
6日朝から風呂の設営を開始し、7日から入浴支援を行うということで、その後は珠洲市でも2週間実施予定です。
今回、別府から運んだのは1日分の量ですが現地では七尾市の施設から温泉の提供を受けて活動を続けることにしています。