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大分県大分市の団地の一角にある古い商店街の空きスペースを利用して、大分大学の学生たちなどが音楽活動に取り組んでいます。そこには地域への思いがありました。
大分市の敷戸団地にある通称「敷戸名店街」。最近は夜になるとテンポの良い音楽が聞こえてきます。
音楽を楽しんでいるのは大分大学の大学院生、野村凜太郎さんです。
野村さんたちはこの「しきどベース」と呼ばれる場所を拠点にパソコンを使って日々音楽をつくっています。
大分大学 野村凜太郎さん
「普段は大学生たちとか、プロの機材周りの人たちと一緒に曲を作ってみたり、お互いの趣味を話し合ったりして交流している」
この活動は実は大学の研究の一環。そこにはあるねらいがありました。
大分大学理工学部 柴田建・准教授
「今、地域がどんどん弱体化している。出会いの場を住宅地の中でどう作っていくかが非常に重要な課題。地域の人がもう一回集まってきて色んな人が交わるような場所になると良いなという思いで、学生や地域の人と一緒に活動している」
空きスペースで何も無かったこの空間を、学生と地域の人がおよそ2年前から改装。子供向けのイベントや家具作りの教室などが開かれてきました。
普段は大学で建築を学ぶ野村さん。
柴田准教授の後押しもあり、好きな音楽で仲間と一緒に地域を盛り上げたいと思うようになりました。
大分大学野村凜太郎さん
「(建築には)空間の在り方を考える分野もあって自分はそっち側に興味がある。音楽を媒介として人が関わるとどんないいことがあるのか想像しながら活動している」
去年の10月から制作している数曲はまもなく完成する予定で、来月大分市の音楽イベントで披露するそうです。
音楽イベントは来月17日、大分市のお部屋ラボ祝祭の広場で開かれるということです。