園児が魚と触れ合い体験 魚の生態について学ぶ劇も「おさかな研究女子会」が開催 大分
大分県大分市中心部にあるビルの通路に、去年12月、色鮮やかなウォールアートが登場しました。
作品を手掛けたのは、大分にゆかりのあるアーティストです。
作品に込めた思いについて聞きました。
◆TOS梅田雄一郎記者
「こちらのビルの通路、中に入ってみますと、壁一面に絵が描かれています。キャラクターを見てみますと、アメリカの漫画のようなデザインになっていますね」
大分市の若草公園近くにある通称「おくの細道」。
約45メートル続く通路の壁一面に、かわいいキャラクターなどがカラフルな絵で描かれています。
大分市の事業の一環で、アーティストの「Ryu Ambe」さんが手掛けました。
大型音楽フェス「サマーソニック」のグッズデザインを手掛けたこともある人気アーティストです。
神奈川県在住ですが、大分にもゆかりがあるといいます。
◆Ryu Ambeさん
「自分のルーツがそこにあるっていうのを最近、僕は知ったんですけど、行く機会もあって。ありがたいなと思う」
実は、Ambeさんの祖父が日出町の出身。
その縁で、去年5月には、町内で個展を開催しました観光親善大使「ひじまちアンバサダー」にも就任し、大分との縁が深まっています。
そんなAmbeさんの今回の作品のテーマは…
◆Ryu Ambeさん
「ざっくりしたテーマで言うと、ワンダーランドっていうところですかね。ここを通る間に、少し異空間に行ったような気持ちになってもらいたいっていうところからワンダーランドっていうようなテーマが浮かんだ」
通路の入り口には「旅したことある?」と英語で書かれたメッセージが…
◆Ryu Ambeさん
「体一つで、どこかに移動することだけが旅ではないというか、読書をしていても、自分で欲しいものを探しても、それは一つの旅だと思う。通路を通る間に、少しでもあなたにとっての何か発見があったらいいなと。僕の中で大分県は、すごく理想通りの山もあって海もあって、人も温かくて、何よりも温かい温泉が復活させてくれるっていう、そういった魅力をすごく肌で感じてきているので、今後も大分県の魅力を存分に味わいたい、魅力も伝えられたらなと思っている。」
狭いビルの通路を明るく彩ったウォールアート。
訪れた人が、それぞれの形で楽しめる場所になっています。