人口減少や物価高騰対策など総額は過去最大の7246億円 佐藤知事就任後初の補正予算案発表 

2023年06月26日 18:40更新

佐藤大分県知事の就任後初めての予算となる約473億円の一般会計補正予算案が26日、発表されました。

当初予算と合わせた総額は10年連続で前の年度を上回り、過去最大となっています。

◆佐藤知事

「『安心元気・未来創造』という政策の柱を中心に大分県づくりを進めていく」

佐藤知事は26日、選挙後の肉付け予算となる472億5900万円の一般会計補正予算案を発表しました。

当初予算と合わせた総額は7246億1100万円となり、前の年度から67億7000万円増えていて過去最大です。

近隣に産婦人科のない地域の妊婦が、安心して出産できるように交通費を助成するなど人口減少対策の事業費として7億1100万円。

LPガスの利用者への助成など、物価高騰対策事業費として68億7000万円を計上しています。

また、知事が大分市長時代から取り組んでいた「空飛ぶクルマ」など次世代モビリティの活用促進事業費として2117万円あまりを盛り込んでいます。

◆佐藤知事

「(大阪・関西)万博の時に実用化するということで、いま実用に向けて各地で取り組みが行われているので、大分県においても利用の仕方も含めて色々と調査や、場合によっては実証も含めて進めていきたいと思う」

一方で、県債残高の総額は昨年度末から146億円減って今年度末に約1兆663億円となる見込みです。

この補正予算案は7月開会予定の県議会に提案される予定です。

最新のニュース