花とおじさん VOL.20  「卒業」

2022年04月01日 12:30更新

 弥生から卯月へ。

カレンダーをまた1枚めくり、日常は進んでいきます。

 

二十四節気では春分から晴明に。

全てのものが清らかで生き生きした表情を見せてくれます。

 

 生け手 小原流大分支部 岡 成華さん

 

今週のスタジオは白とグリーンの2色使い。

シンプルな色なだけに

なおさらグリーンの心地よさが際立ちます。

 

 

主役は「木藤(キフジ)」。「キブシ」とも呼ばれます。

また「木五倍子」とも書くようです。

 

調べてみると

ウルシ科の「ヌルデ」という植物が別にあって、

そこから、かつてお歯黒に使われた薬品・染料を採取していたそう。

 

葉っぱにコブができて、それが5倍ぐらいの大きさに

なるので「五倍子」という別名に。

(要約!! 「ヌルデ」の葉っぱにできるコブが「五倍子」)

 

 

で、この「キブシ」は、

その「ヌルデ」の代用の染料として使われたらしく

「木五倍子」という名前がつけられたとか。

 

わかるような、わからないような…。笑

植物の名前は摩訶不思議。

 

 

花材としては、

やわらかな色味、派手さはないけど山野の趣、

今にも動き出しそうな形が面白いですね。

 

 

まさに春の野をイメージさせてくれる

まもなくくる「晴明」のイメージにぴったりです。

ちなみに「晴明」は4月5日火曜日です。

 

 

さて、新しい年度。

「ゆ〜わくワイド」も変化があります。

 

かく言う私が

8年間担当したこの番組を卒業することになりました。

大好きな「ゆ〜わくワイド」を離れるのは

とても寂しいのですが、

また若い力が私の気持ちも引き継いでくれると思います。

ありがとうございました。

 

そして

「TOSオンライン」のスタートと同時にはじめた

この「花とおじさん」も20回をもって最終回です。

 

植物大好きおじさんのたわいないお話にお付き合いいただき

ありがとうございました。

 

スタジオのお花は紹介していきたいので

きっと近々「花とおねいさん」(仮)に変わると思います。笑

また応援してくだされば幸いです。

 

最後の我が家の今日(3月31日)のムスカリ。

 

 

花言葉は

「明るい未来」

「通じ合う心」

(ちょっと怖い花言葉もあるけど、今回は無視します!笑)

 

小笠原 正典アナウンサー

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