〝腰から下に〟地震対策の整理収納 プロに聞くテクニック

2022年02月07日 11:11更新

プロの整理収納アドバイザー板井さんにスゴ技を教えてもらう人気シリーズ。今回は地震対策編。

 

板井さんが日ごろから実践しているという整理収納術を聞きました。

 

今回の地震で多かったのが、ものが落ちて大変でした!という声。

 

そこで、 その写真を板井さんに見ていただき日頃の備えについて聞きました。

 

 

食器が飛び出した!

 

まず圧倒的に多かった「食器が飛び出した!」という声。

 

 

滑り止めシートを活用!

 

◆板井さん

「お皿はそもそも重たいので揺れると滑り落ちてしまうということを想定して我が家ではシートを下に敷いています。」

 

 

滑り止めシートは、板井さんもお気に入りのニトリをはじめホームセンターなどで300円程で購入可能。

 

食器の下に敷くだけで、滑りにくくなります。

 

 

◆板井さん

「下に敷くだけでなくお皿を重ねた場合はシートを切って間に挟んでいます。」

 

 

重ねるときは同じお皿で 大皿は立てて収納!

 

◆板井さん

「マグカップを重ねたりするのは高さもあるので不安定になりやすい。もし重ねるのであれば同じ形のものを重ねた方がいいと思います。また、一枚モノの大皿など重たいものは引き出しに立てて収納しています。」

 

 

 

 

 

仕切りスタンド登場!

 

その縦収納に便利なのが?

 

 ◆板井さん

「もともとは本を立てたり書類を挟んだりするものだと思いますが、お皿を固定するのに非常にしっかりしていますし、引き出しの中の縦収納はお皿が倒れないし飛び出さないので安定すると思います。」

 

 

さらに食器の配置にも工夫が

         

◆板井さん

「いつも重たい食器を引き出しの奥側において、手前側にはそれよりも軽いものを配置するようにしています。日頃の引き出しの負荷を減らすための工夫として、やっていましたが、結果的に揺れに対しても多少の効果はあるのかなと。さらに引き出しの中にも滑り止めシートを敷いて食器がずれないようにしています。」

 

 

 

本が飛び出して大変!

 

 続いて「本や書類が飛び出した!」という声もありました。

 

 

◆板井さん

「そのまま本棚に入れてしまうと落下した時に広がって、どこに何があったか分からなくなるほか、足元を塞いでしまう危険性もありますので、書類などはある程度グループ分けして、ファイルボックスに入れておくといいと思います。」

 

 

その際、棚に落下抑制テープを貼ると滑り落ちにくくなリます。

 

もちろん、本棚にも。通販サイトなどで1000円程で購入できます。

 

 

 

目安は腰から下 

 

 さて、スッキリした板井家のリビングダイニング。

 

 ほとんどの家具が低い位置にあるのがわかリますか?

 

 

◆板井さん

「重いものは落ちた時に危険なので、できれば腰から下の位置に収納するように心がけるといいのではないかと思います。」

 

 

 

 

 そうすることで、お部屋も広く見えるので   まさに一石二鳥。

 

最後にもう一つ。

板井家では非常用持出袋を納戸に置いているのですが、扉が開かなくなることも考えられるので、常にドアを開放しているんです。

 

 

 

ここで 今回の板井語録。

 

 

 

◆板井さん

『今日出来ることを明日に延ばさない』

 

「地震被害の写真を見て感じたのが、モノが多いのかもしれないと感じました。たくさんのモノがあふれて床に落ちて大変だったという方がいらっしゃたら、この際に一度整理を、明日ではなく今日やってみませんか。」

サタデーパレット スタッフ

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