タイムスリップ体験!最古の映えスポット?弥生時代のテーマパークが大分にあった
ネットでも話題に 大分駅に現れた不思議な生き物
大分発の話題で今、SNSで注目されているのがJR 大分駅に現れた不思議な生き物です。
鋭い爪にトラ模様の体、ゾウのような長〜い鼻と、孔雀の羽のたてがみという不思議な生き物。その名も『キメラブネ』です。
このキメラブネ、Twitterユーザーのティッシュさんが「待合室をバケモンが占領しているせいで客が寒空の下待たされるの良いな」とツイートしたところ、10万件を超える「いいね」、2万件以上のリツイートがあり(2022年1月時点)、全国のメディアに注目されました。
『キメラブネ』・・・ その正体は?
その話題の『キメラブネ』。一体誰がどんな目的で設置したのでしょうか。
実は、使わなくなった喫煙スペースを活用するJR 大分駅と大分県立美術館との共同企画の展示作品なんです。
作品を手掛けたのは大分在住の絵本作家ザ・キャビンカンパニーです。
ザ・キャビンカンパニーは阿部健太朗さんと吉岡紗希さんの2人組。由布市のかつて学校だった場所をアトリエとして絵本や舞台美術などの作品を制作しています。
人気シンガーソングライター・あいみょんさんのツアーパンフレットの制作も手掛けるなどその独特の世界観が多くの人を魅了しています。
(関連記事:あいみょんとコラボ由布市在住の絵本作家「世界を創る」その魅力)
制作したお2人にキメラブネについて聞いてみました。
――ザ・キャビンカンパニー・吉岡紗希さん
「元喫煙所、今は使われていないところを船に見立てているんですよ。で、その中に異形のものが違うところから入ってくるっていう」
――ザ・キャビンカンパニー・阿部健太朗さん
「南蛮文化の当時に初めて南蛮船を見た日本人たちのような感じで駅にいる人があれを見て、なんじゃこら!?って思って欲しい」
――大分県立美術館 学芸企画課・宇都宮壽さん
「(ザ・キャビンカンパニーは)まだ若いながらも実力もありますし、それを生み出す発想っていうか、クリエイティビティ―っていうか、生み出し続けていこうとする。きっとこれからも彼らはいろんな形で大きく羽ばたいていってくれるんじゃないかなという風に感じています」
大分駅で物凄い存在感を放つ『キメラブネ』。
みなさんも大分駅をご利用の際には、是非、この独特な世界観をお楽しみください。
2022年1月22日のサタデーパレットより