目指すはオリンピック 負けず嫌いの卓球少女 日出町

2021年11月04日 10:00更新

期待の逸材・日出町の卓球少女 

9月、杵築市で開催された卓球のTリーグ公式戦。
会場では国内最高峰のプレーが繰り広げられた。
その会場で熱心にプレーを見つめる少女が今回の主人公、利光里菜さん、小学校6年生。
 
 
――利光里菜さん 
「勉強になったし、自分も出来るようになりたいのが、たくさんあったので心掛けていきたいと思いました。ちょっと成長したかなと思いました」
 
東京オリンピックでは、水谷・伊藤ペアが金メダルを獲得するなど日本勢の大躍進が大きな話題となった卓球競技。
将来、里菜さんも、この舞台に立つことが期待される逸材。
 
 ――吉川明義さん
「ここまでなった以上は、コツコツでいいですが、そこ(五輪)を目指してやってもらいたいと思っています」
 
 
里菜さんが、所属しているのは日出町の速水クラブ・ジュニア。
小学1年生から、中学生まで現在、38人の子どもが練習に汗を流している。 
里菜さんは5歳のころからこのクラブで、技術を磨いてきた。
 
 
――利光里菜さん 
「自分が出来なかったことが出来るようになって沢山ラリーが続くときとかが楽しいです」
 
里菜さんが周囲から大きな期待を受けているのには理由がある。
今年1月、北九州で開催された大会での実績が認められ里菜さんは、九州でただ一人この世代の日本代表、ナショナルチーム入りを果たした。
 
――吉川明義さん 
「自分のプレーに徹して、それを貫いたことがナショナルチームに入れた一番の原因じゃないでしょうか」
 

里菜さんの最大の武器

 

フォア、バック、両方から繰り出されるドライブショットで相手を圧倒する里菜さん。
 
 
 しかし、実は里菜さんには、ドライブショット以上の武器がある
その武器というのが・・
 
――利光里菜さん
「メンタル的に強くなった」
 
自他ともに認める負けず嫌いの性格。
里菜さんは悔しさを味わうたびに次は負けないという気持ちが強くなったそうだ。
 
――吉川明義さん
「追い詰められれば追いつけられるほど力が出るタイプの子ですね」
 

将来の夢は

 

里菜さんに将来の夢を聞いてみると…
 
――利光里菜さん
「自分が強くなって上の方に上がりたいけど、勉強と卓球の両立も頑張っていきたいです」
 
勝手にオリンピックを目指すという強い言葉を期待していたのだが、里菜さんは冷静に将来を見据えていた。
利光里菜12歳、その未来には無限の可能性が広がっている。
 
――利光里菜さん
「悔いの残らないように小学校生活最後の卓球人生を過ごして、勉強も頑張っていきたいです」
 
【2021年10月取材】
 
 
 

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