サルと向き合う専門チーム「楽猿案内担当班」760頭が暮らす大分市の高崎山の舞台裏
リポーターの井村友哉さんが地元の人に聞き込みをしながら、その街の魅力を伝えるこの企画。
今回は豊後大野市大野町で「絶品グルメ」と町の「すごいもの」を探す旅に出発です。
「大分の野菜畑」とも呼ばれるこの町で、井村リポーターはどんな発見をするのでしょうか。
市外からも買いに訪れる「やみつきから揚げ」
早速聞き込みを始めると、大分市内から来たというお客さんに出会いました。
「そこのやみつき唐揚げ目当てに」
なんと、インスタグラムで見て、この唐揚げのためだけに大野町へ来たのだそう。これは期待が高まります。

市外からわざわざ食べに来る人もいるという「やみつきから揚げ」。毎日多くのお客さんでにぎわう人気店です。
揚げたての「塩からあげ(100g/300円)」を早速いただきます。
「うわ、うまい。めっちゃサクサクジューシーです」

衣はサクサク、中からは肉汁がジュワっとあふれ出します。
うまみとコクがしっかりと感じられ、お肉も驚くほど柔らかい。まさに「やみつき」になるおいしさです。

こだわりの「焼豚」はチャーシューにあらず
次なるグルメを求め、大野小学校を訪れた井村リポーター。先生におすすめのグルメを聞いてみると、気になる情報が。
「羽田野商店っていう肉屋さんの焼豚が個人的には好きです。チャーシューって言うと『いや、チャーシューじゃなくて焼き豚だよ』って訂正される」

強いこだわりを感じる「焼豚」。
その味を確かめるべく、1973年創業の「羽田野商店」へ向かいます。豊後牛やおおいた和牛などを扱う精肉店で、地元のお客さんに愛されています。
こちらがこだわりの焼豚(100g/350円)。早速一口いただくと、井村リポーターの顔がほころびます。

「中まで味がしっかり入ってますね」
使われているのは「九重“夢”ポーク」。その特徴は脂の甘みで、噛むほどにおいしさが口の中に広がります。味付けも絶妙で、肉のうまみを引き立てていました。

「大分の野菜畑」を支えた“すごいもの”の正体
絶品グルメを堪能したところで、残るは「大野町のすごいもの」探し。
ピーマンや甘太くんなどの産地として知られ「大分の野菜畑」と呼ばれる大野町ですが、かつては深刻な水不足に悩まされる場所だったのです。
詳しい話を聞くため、大野町の土地改良区を訪ねました。
今でこそ農業が盛んですが、川よりも高い台地に畑があるため用水路が作れず、以前は葉タバコなど、あまり水を必要としない作物が中心でした。常に水不足との戦いだったといいます。

「少しの日照りでも作物が枯れてしまう」。そんな町民たちの希望を受けて1989年に完成したのが「師田原ダム」でした。
町全体の畑に水が行き渡るようにパイプラインも整備され、いつでも水が使えるように。そのおかげで、ピーマンやキャベツなど、水を多く必要とする作物の栽培が可能になったのです。
「ダムのおかげで野菜もできりゃ、稲もできる。夢の時代やわ」と、大野町土地改良区の秦忠士 理事長は当時を振り返ります。
井村リポーターも実際にダムを訪れました。豊かな水をたたえるその姿は、まさに大野町の人々の夢が形になった場所。
春には桜、秋には紅葉が水面に映り、美しい景色も楽しめるそうです。

クエストクリア。町の歴史に触れる旅
今回は、絶品グルメと、町の発展を支えた「師田原ダム」を発見し、クエストクリア。
おいしい唐揚げと焼豚、そして農業が盛んな街へと変えたダムの物語に触れ、大野町の奥深い魅力を知ることができました。
●やみつきから揚げ
豊後大野市大野町田中43-12
0974-24-5556
●羽田野商店
豊後大野市大野町田中145-1
0974-34-2067
※価格は全て取材時時点です
