標本を無償で作らせ大学に約3400万円損害 背任容疑の名誉教授が否認 事件の数年前から指示か 大分

2026年10月29日 18:40更新

職員に無償で検査用の標本を作らせ、大分大学におよそ3400万円の損害を与えた疑いで逮捕された名誉教授の医師の男が容疑を否認していることがわかりました。

背任の疑いで逮捕・送検されたのは、大分大学医学部の名誉教授で医師の村上和成容疑者68歳です。

警察によりますと、村上容疑者は教授だった2022年から2023年にかけて、およそ4500件の検査用の標本を大学の職員に無償で作らせ、大学側におよそ3400万円の損害を与えた疑いが持たれています。

標本は大分市の医療法人が使ったとされていて、村上容疑者は理事長の男性と共謀したとされています。警察は2人の認否を明らかにしていませんが、捜査関係者によりますと、村上容疑者は否認しているということです。

一方、任意の調べに対し、理事長は容疑を認めているということです。

また、医療法人から村上容疑者が関係する任意団体への入金が確認されていますが、口座から金を引き出す権限は村上容疑者にあったということで警察が関連を調べています。

ほかにも村上容疑者は正規の手続きを踏まない標本の作製の指示を事件の数年前から行っていたとみられ、こうした経緯についても捜査が進められています。

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