大分県警11月から「ノーネクタイ」に 全国の都道府県警察のうち約8割がすでに導入
大分大学の名誉教授の医師の男が外部の医療機関のために大学側に無償で検査用の標本を作らせ、およそ3400万円の損害を与えた疑いで逮捕された事件についてです。
男は共謀したとされる医療法人の理事長と「師弟関係」の間柄にあったということで、警察は便宜が図られた背景や金の流れを詳しく調べています。
◆TOS埜中悠夏記者
「背任の疑いで逮捕された村上容疑者を乗せた車が大分地検に入りました」
背任の疑いで逮捕されたのは大分大学医学部の名誉教授で医師の村上和成容疑者68歳です。
28日身柄が大分地検に送られました。
村上容疑者が教授だった2022年から2023年にかけて、大学側に損害を与える行為をしたとされるこの事件。
警察などによりますと、村上容疑者は外部の医療機関が検査に用いるにも関わらず、臓器の標本を大学の職員に無償で作らせたとされています。
数は4600件近く、支払われなかった対価はおよそ3400万円に上るということです。警察は認否を明らかにしていません。

◆大分大学のYouTube・村上容疑者
「ピロリ菌を除菌した後に出てくる 胃がんの形態的あるいは遺伝子学的な研究をしている」
学会で理事長を務めた経験もある村上容疑者。大学によりますと、事件当時は医学部の「消化器内科学講座」のトップを務めていました。
その立場を利用して、職員に標本を作らせていたとみられています。
正規のルートを経ない標本を検査で使っていたとされるのが、大分市の医療法人です。
当時、村上容疑者は理事を務め、54歳の理事長の男性と共謀したとされています。
関係者によりますと、この2人は「師弟関係」にあり、そうした間柄で村上容疑者が便宜を図ったと考えられるということです。
医療法人からは村上容疑者が関係する任意団体への入金が確認されていて、警察が事件との関連を調べています。
