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大分県内唯一の百貨店、大分市のトキハは2025年に創立90周年を迎えました。
そして2026年秋、トキハは30年ぶりの大規模リニューアルを進めています。
どうなる!?ふるさとのデパート。どのように変わるのか?背景も含めて取材しました。

1935年に誕生した県内唯一のデパート
1935年に大分市に誕生したトキハ。
戦時中には空襲による被害もありましたが、戦後、増築工事が行われ1975年に今の姿になりました。
こちらはエレベーターガール。懐かしい人も多いのではないでしょうか。
また屋上のプレイランドでは遊具で遊べたほかイベントなども行われ子供たちに人気の場所でした。

約30年ぶりに大規模な改修を行う
そして現在、およそ30年ぶりという大規模なリニューアルを進めています。改修が進む店内を案内してもらいました。まずは1階です。
こちらは9月にオープンした「OPTIER EYEWEAR SALON(オプティエ アイウェア サロン)」です。高級ブランドを数多く取り揃え、一人一人の顔にあったレンズを作成できます。
また、人気のセレクトショップもリニューアルし品揃えをこれまで以上に充実させたということです。
そしてフロアの中でも大きく変わるのが5階。大型のテナントが入る計画ですが、詳細はまだ秘密なんだそうです。
今回のリニューアルについて買い物客は…。
◆客
「大分といえばトキハなので唯一の百貨店、思い入れはすごくある。これからまた新しいブランドも入ると聞いているのでどういったブランドが入るのかすごく楽しみ」
トキハ本店の工藤あさひさんは「リニューアルしていく中で若い方にも来てもらえるようなお店が入ってくると思うのでぜひそこにも注目してもらいたい」と話しています。

リニューアル背景に百貨店業界の厳しい現状
今回のリニューアルについてトキハの執行役員、 松本始さんは「今までは商品基準で『何を売ろう』という発想だったがより顧客基準で売り場を作る」と話しています。どういうことなのか。
現在、2階や3階が婦人服、4階が紳士服というように商品のジャンルごとに分かれています。
それをリニューアル後にはフロアのテーマをより明確化します。
例えば2階はトレンドに敏感な女性客を意識し婦人服や生活雑貨を集めます。また3階は、高額の商品を買い求める富裕層がターゲットで呉服や宝飾品、ギフトなどを集めます。
なぜトキハがこうした変化に踏み切ったのか。背景には百貨店業界の厳しい現状があります。全国で311店舗あった百貨店ですが、ネット市場の拡大などもあり、2026年8月には172店舗にまで減少しています。
トキハも厳しい状況にあり、経常利益で2期連続の赤字を計上しています。

売り場の見直しに伴い希望退職を募り、人員の配置を見直し
こうした中、これまで以上に幅広い客層を取り込もうというのが今回のリニューアルの狙いです。
◆トキハ 執行役員 松本始さん
「今までのやり方では通用しないという課題があるので新たなチャレンジしようとこういう考えに至った。お客様にまずトキハに行ったら何かあるかもしれないという期待感を込めて、何度もトキハに行ってみたくなるような形で来店してもらえる回数を増やしたい」
今回の売り場の見直しに伴いトキハは希望退職を募りました。その一方で、接客サービスは落とさないよう人員の配置を見直し、フロアを超えて対応できるよう組織改編も行ったということです。
トキハ本店のリニューアルは9月始まったばかりで完了するのは2027年春ごろになる予定です。
およそ90年に渡って市内中心部をけん引してきたと言っても過言ではないトキハ本店のリニューアル。新しくなる「ふるさとのデパート」に期待がかかります。
