床上浸水、斜面崩落、土砂流入…各地で大雨被害 日田市では蒸し暑さのなか片付け作業 大分

2025年08月12日 18:20更新

10日からの大雨の影響で県内では住宅で床上まで浸水する被害が出ています。

 

 

12日は熱中症警戒アラートが発表されるなか被災地では復旧作業が行われていました。

 

 

 

こちらの80代の男性の住宅には大雨で川や水路から溢れた水が流れ込みました。

 

 

床上まで浸水した1階では畳が水で浮き上がっています。さらには玄関のスリッパが廊下に浮く様子も。

 

 

◆TOS佐々木理人記者

 

「こちらの道路では大雨で当時この高さまで水が上がっていたそうです。家の前では濡れてしまった畳などを出している様子がうかがえます」

 

 

日田市亀山町では住人やその家族が片付けに追われていました。

 

 

 

 

 

12日の日田市は最高気温が34.3度。蒸し暑いなかの作業となりました。

 

 

◆住人

 

「もう大変ですね。こういうことはもう2度とあってはならんですね」

 

 

日田市内では13日最高気温37度が予想されていて 引き続き熱中症への注意が必要となりそうです。

 

 

10日から、県内に降った大雨の影響で玖珠町では線路わきの斜面が崩れて線路や住宅に土砂が流れ込みました。

 

 

この崩落によるけが人はいません。

 

 

現場はJR久大本線の杉河内駅から北山田駅の間にある玖珠町戸畑地区です。

 

 

10日夜に線路わきの斜面が崩れ、線路や住宅に土砂が流れ込んだということです。

 

 

玖珠町によりますと、線路わきの崖の上にある農地が雨の影響で崩れ、線路に土砂が流れ込み、斜面も崩落したとみられています。

 

 

JR久大本線は12日から運行を再開しています。豊肥本線は豊後荻と大分の間で本数を減らして運行を再開しています。

 

 

 

 

 

◆TOS刀祢優月アナウンサー

 

「普段は多くの子供たちが利用する公園ですが、木が根元から折れ倒れてしまっています。根元はボロボロになっていて空洞も確認できます」

 

 

一方、大分市では大雨の影響と考えられる倒木が発生しました。

 

 

市の公園緑地課によりますと11日午前9時半ごろ、王子南町の「ひばり公園」で木が倒れていると地元住民から通報ありました。

 

 

倒れたのは樹齢60年ほどの「シンジュ」という種類の広葉樹で高さはおよそ11メートルです。けが人はいません。市はほかの公園の木についても緊急点検を行う予定で、「適切な管理に努めたい」とコメントしています。

 

 

 

 

 

◆TOS佐々木理人記者

 

「あちらの河川プールでは水量が増して土砂が流れ込み茶色く濁っています」

 

 

日田市小野にある小野川自然プールです。

 

大雨の前は澄んだ川の水が流れ込みこの季節は、多くの家族連れでにぎわう河川プールでしたが…大雨で小野川が増水しプールを埋め尽くすほどの大量の土砂や流木が流れ込みました。このため、日田市は2025年度の河川プールの利用を中止するとしています。

 

 

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