ごみ処理施設から基準値15倍超の「ダイオキシン」担当課長が検査失念 大分県姫島村

2025年07月18日 19:50更新

大分県姫島村のごみ処理施設から基準値を大幅に超えるダイオキシンが排出されていました。

 

 

2024年は法律で定められた年に一度の検査を実施していなかったということです。

 

 

 

◆TOS児玉直輝記者

 

「こちらは村で唯一のごみ処理施設である清掃センターです。ここから基準値を大幅に超えるダイオキシンなどが排出されていたということで、現在は稼働が停止されている」

 

 

村によりますと、一般家庭ごみを焼却する清掃センターの排出ガスを6月、検査した際基準値の15.8倍のダイオキシンが検出されました。

 

 

点検の結果、ガスから有害物質を除去する集じん機などに不具合が起きていたということです。

 

 

村は、センターの運転を7月10日から停止し18日会見を開きました。

 

 

 

 

 

◆姫島村 大海靖治村長

 

「国の基準を大きく上回るダイオキシン等が検出されたことで、村民の皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことに対して、深くお詫び申し上げる。誠に申し訳ございませんでした」

 

 

村によりますと清掃センターで前回、検査が実施されたのは2023年4月で、2024年の法定検査を担当課長が忘れていたということです。

 

 

今回の問題で周辺の大気や人体への影響はないということです。

 

 

また、復旧までは、村で集められた一般家庭ごみは中津市の業者が処分する予定です。

 

 

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