週休3日導入でも話題 「国東時間」破産手続き開始決定 段ボール素材のインテリア製造 大分

2025年04月01日 09:55更新

週休3日制を取り入れたことでも注目された、インテリア商品製造を手掛ける国東市の「国東時間」が、裁判所から破産手続き開始の決定を受けたことがわかりました。

 

 

民間の信用調査会社、帝国データバンク大分支店によりますと、国東市安岐町の国東時間は1998年に設立されました。2018年に「アキ工作社」から今の商号に変更したということです。

  

手掛けていたのは段ボール素材によるキャラクターなどの贈答用ミニチュアキットやマネキンで、大手百貨店などに販売していました。

 

 

ユニークな立体造形作品はインテリアとして注目を浴びたほか、「働き方改革」が叫ばれる中、週休3日制を導入したことでも話題となりました。

 

 

 

 

 

2012年6月期の年間売上高はおよそ7800万円あったということです。

 

 

しかし、贈答用品の需要の減少や同業他社との競合から、厳しい経営環境が続き、2023年6月期の年間売上高はおよそ500万円に減少しました。

 

 

国東時間は事業の継続を断念し、3月18日付で大分地裁杵築支部から破産手続き開始決定を受けたました。

 

負債総額はおよそ5300万円だということです。

 

 

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