ツーリズムおおいた元職員の女に懲役5年求刑 「私はやっていません」現金約3300万円を横領した罪など

2024年12月19日 18:20更新

公益社団法人ツーリズムおおいたで、現金を横領した罪などに問われている元職員の女の裁判で、19日、検察側は懲役5年を求刑しました。

 

 

業務上横領などの罪に問われているのはツーリズムおおいたの元職員・白石幸恵被告50歳です。

 

 

 

起訴状などによりますと白石被告は経理担当職員だった2017年6月から退職後の2020年7月にかけてツーリズムおおいたの口座から44回にわたり、現金およそ3300万円を引き出して横領した罪などに問われています。

 

 

19日の裁判で検察側は「被告にはFXの取引で多額の損失があった」「44回あった不正な払戻しが出来たのは被告しかいない」などと指摘。その上で、「動機に酌量の余地は無く結果は重大で社会的損失が大きい」などとして白石被告に懲役5年を求刑しました。

 

 

 

 

 

これに対し弁護側は「正規の取引が無かったと証明されていない。検察側の証拠は証明力が弱く被告人以外が出金した可能性を否定出来ない」などとして無罪を主張しました。

 

 

裁判の最後、白石被告は「私はやっていません、としか言うことはありません」と述べました。

 

 

裁判は初公判からおよそ2年かけて行われ19日結審しました。

 

 

判決は2025年3月6日に言い渡される予定です。

 

 

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