12月に楽しむ「秋」の風情 両子寺や岡城跡など 例年より遅めの紅葉名所を巡る 大分
これまでの健康保険証の新規発行が、12月2日から出来なくなりマイナンバーカードを使った「マイナ保険証」の本格的な運用が始まりました。
大分県内の医療機関や自治体の申請窓口の状況を取材しました。
マイナンバーカードと健康保険証が紐づけられた「マイナ保険証」。
2日から本格的な運用が始まり、従来の健康保険証は廃止されますが有効期限まで最長1年間は利用できます。最大のメリットは患者の病歴や処方された薬などデータを医療機関同士で共有出来るという点です。
大分市のクリニックです。
マイナ保険証での受付は専用のカードリーダーにかざし顔認証や暗証番号を入力するだけで完了です。従来よりも受付や診察時間の短縮に繋がっているそうで記者が実際に受け付けを体験してみるとスムーズに手続きが完了しました。
◆TOS山路謙成記者
「手続きも数秒で行うことが出来、非常に簡単」
こちらのクリニックではマイナ保険証の利用者は少しずつ増えているそうですがそれでも全体の2割ほどに留まっているということです。
◆マイナ保険証で手続きした人
「ちょっと慣れないが、あまり不便は感じない」
◆保険証で手続きした人
「不安とかは全然ない。今度はマイナンバーカードを持ってきて手続きをしておこうと思う」
また県によりますと県内のマイナ保険証の10月の利用率は15.74パーセントで前の月と比べておよそ2パーセント増加していますが、まだまだ浸透には時間がかかりそうです。
◆石田消化器IBDクリニック 石田哲也院長
「将来的には患者のことがよく分かってよりよ良い治療が出来る。さらに普及させていくことが患者にとっても医療者にとっても国にとっても大切なことだと思う」
マイナンバーカードと健康保険証の紐づけはインターネットや医療機関のほか各自治体の窓口で登録することができます。
◆TOS児玉直輝記者
「早速マイナンバーカードと保険証を紐づけていきたい」
自治体の担当課の窓口に行き職員の指示に従って端末にマイナンバーカードをセット。
あとは、パスワードなど必要な情報を入力するだけでマイナンバーカードが「マイナ保険証」として使えるようになります。
◆TOS児玉直輝記者
「あっという間に完了した。これなら誰でも登録できそう」
大分市役所のこちらの窓口ではマイナ保険証の登録の申込みや、どうやって登録をすればいいかなど問い合わせが増え続けているということです。
3日も窓口にはマイナ保険証の登録をする人が訪れていました。
◆窓口に訪れた高齢の男性
「もう簡単に、職員の言われた通りにすればばっちり」
ここからは「マイナ保険証」について注意して欲しいポイントをお伝えします。
前提として、マイナ保険証を持っていないからといって保険適用を受けられないわけではありません。
お手元にある健康保険証は有効期限にもよりますが、今後も最長1年間使用することが出来ます。
また、そもそもマイナンバーカードを持っていないという人などにはこうした資格確認書というものが自宅などに順次送付されることになってて一定期間、保険証の代わりとして使うことができます。
マイナ保険証の登録はインターネットや各自治体の窓口でできるほか医療機関、コンビニのセブンイレブンでもすることができます。
慌てずに切り替えを行ってもらえればと思います。