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■「恐竜が好きすぎる」小学生に会いに行った
恐竜が好きすぎる小学6年生、木村優介(ゆうすけ)くんがいると聞いて訪れたのは、
九重町にある最高級の黒毛和牛を扱う炭火焼肉専門店「花鳥使(かちょうし)」。優介くんのご両親が経営している。
■恐竜が好きすぎて…
学校が終わると、家ではなく店に帰ってくるという優介くんを驚かせようと、
番組リポーターが「ティラノサウルス」に扮して待っていると…
「ウロコまでちゃんと書かれているんですね」と冷静に背中をチェック。
スタッフも「そっち!?」とツッコミを入れたくなるような着眼点だ。
「ティラノサウルスは、白亜紀後期に生息していた肉食恐竜で、ティラノサウルス科。竜盤目獣脚類、全長13~15メートル、体重7トン。前肢の指は2本に見えるが発見された化石から3本目の指の跡があります。」と流暢に説明。
なんと、すべて暗記しているのである。
■きっかけは?
なぜ恐竜を好きになったのか?優介くんの父、木村耕士さんとともに話を聞いてみた。
優介くんと恐竜との出会いは7歳のころ。
図書館で恐竜の図鑑を手に取って、そのかっこよさに魅了されたんだそう。
本当に昔は恐竜が存在していたのか興味をもち、いつの間にかどっぷりとハマっていたんだとか。
愛読書は、講談社の動く図鑑「 move」のシリーズ。ページが破れてしまうほど熟読しているという。
もちろん、クリスマスプレゼントも恐竜グッズをおねだり。
去年は「モササウルスホフマニ」の大きなフィギュアをもらったそうだ。
(ただし、モササウルスはトカゲの仲間から海に進出した爬虫類で、恐竜ではない。優介くんのような恐竜マニアには「恐竜マウント」を厳しくとられるかもしれないので気をつけよう。)
■驚きの特技その1「恐竜の名前を出すと詳細説明ができる」
そんな優介くん。恐竜に関する特技を持っているそうで、披露してもらった。
なんと、「恐竜の名前を出すと詳細説明ができる」らしい。
リポーターが図鑑を見ながら出題してみる。
「ノドサウルスは?」
「白亜紀前期に生息していたよろい竜類の恐竜で、植物食で、ノドサウルス類に分類されていて、アンキロサウルスの仲間としては珍しく尾の先端にハンマーがありません。」
これまた流暢な説明でノドサウルスの特徴を説明してくれた優介くん。
驚くことに、図鑑に載っていない情報まで盛り込まれているマニアっぷりを披露してくれた。
■驚きの特技その2「恐竜の名前の意味を言える」
続いての恐竜に関する特技は、「恐竜の名前の意味を言える」というもの。
恐竜の名前はルールに基づいて名付けられているそう。ギリシャ語やラテン語の単語を使用していて、身体的・生態的特徴や発見地などが名前になるという名付けルールが存在するらしい。
たとえばティラノサウルスは、「ティラノ(Tyranno)→暴君」「サウルス(saurus)→トカゲ」という意味がある。
恐竜に詳しすぎる優介くんは、逆に意味を聞いて、その恐竜の名前を当てることもできるというから驚きである。
現在は恐竜だけではなく古生物全般に興味があるといい、優介くんの知的好奇心は留まるところを知らない。
■驚きの特技その3「恐竜しりとりができる」
まだまだある、優介くんの特技。
続いては…「恐竜しりとりができる」!
実際にリポーターと恐竜しりとり対決をしてもらった。
ルールは、その名の通り、恐竜の名前を使ってしりとりを繋ぐというシンプルなもの。
リポーターはどの言葉を使ってもOKだが、優介くんが使えるのは恐竜の名前のみ。
優介くんの母とスタッフで、実在していた恐竜の名前なのかを厳しくチェックする。
かなり難しそうに思えるが…
画像の通り、~サウルスなどでよく登場する「ス」攻めにより、優介くんの圧倒的勝利となった。
■優介くんの将来の夢は
恐竜が好きすぎる小学生、優介くんの将来の夢とは?
◆木村優介くん
「まずは恐竜学者、または生物全般の研究がしたいです」
だが、優介くんの父・耕士さんは少し複雑な表情。
すると…
「もしくはココを継ぐか…」
その優介くんの言葉に、耕士さんの顔がほころんだ。
ベランダからの自然の景色が心地よく、カフェ営業の評判も上々な炭火焼肉店「花鳥使」。
優介くんの将来は、恐竜か、焼肉店の経営者か。
はたまた、「最も恐竜に詳しい焼肉店経営者」か。実にこれからが楽しみである。
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