時速194キロ死亡事故 検察が控訴へ 一審判決は「危険運転」認定し懲役8年 遺族「量刑軽すぎる」
2022年に大分県別府市で大学生2人が死傷したひき逃げ事件で重要指名手配となっている八田與一容疑について、最新の情報提供件数が11月1日発表されました。2024年10月末時点で7900件となっています。
こうした中、1日から指名手配されている容疑者の捜査強化月間が始まり、警察は大分県内でもチラシを配るなどして、八田與一容疑者に関する情報提供を呼びかけました。
この事件は2022年6月、大分県別府市野口原の交差点でバイクに乗っていた男子大学生2人が軽乗用車に追突され死傷したものです。
警察庁は2023年9月、現場から逃走した八田與一容疑者を道路交通法違反のひき逃げの疑いで重要指名手配に指定。道路交通法違反での指定は全国で初めてでした。
八田與一容疑者に関して、大分県警は1日、10月末までにあわせて7900件の情報が寄せられたと発表しました。
このうち、「似た男を見た」などの目撃情報は7396件となっていて、内訳は大分県内が498件、県外が6205件、インターネットなどが693件。
また、大分県外の目撃情報の内訳は関東が2844件、その他の地域が1429件、近畿が950件、九州が982件となっています。
なお、重要指名手配に指定された2023年9月15日から2024年10月末までの情報提供が6421件と全体の約8割を占めています。
情報提供につなげようと、県警は2024年6月、八田容疑者の現在の風貌を想像して描いた6枚の似顔絵を公開。さらに2024年8月には「八田與一よ、隠れるな。今すぐ出頭するんだ」などと呼びかける動画を公開しました。
また、2024年10月末までだった捜査特別報奨金(上限300万円)の期限は1年間の延長され、引き続き、有力な情報提供には遺族などによる私的懸賞金(上限500万円)と合わせ、最大800万円が支払われます。
11月は指名手配の容疑者の捜査強化月間で、大分県内でも初日の1日、警察がJR別府駅などでチラシを配り情報提供を呼びかけました。
警察は「(八田與一容疑者が)髪型や体型も変えて、もしかしたら顔を変えて皆さんの近くで生活をしていると思う。一刻も早く八田與一を捕まえるためにご協力をお願いします」と呼び掛けていました。
情報提供は別府警察署0977-21-2131