早くも「年末年始商戦」食卓を彩るクリスマスケーキやおせち トレンドや物価高騰の影響は 大分
ウクライナへの軍事侵攻が始まって2月24日で2年となりました。
大分県内では別府市で28人が避難生活を続けています。
現在の状況や思いを取材しました。
◆講師
「私はきれいです」
◆避難者
「私はきれいです」
別府市で週1日、夜に開かれている日本語教室です。
ウクライナから避難してきた10人が学んでいます。
ロシアのウクライナ軍事侵攻が始まって2月24日で2年。
戦闘は長期化し、犠牲者や負傷者は増え続けています。
現在、別府市には15世帯28人が避難していて、日本語教室は、避難者を支援している小野一馬さんがロシア語通訳の経験のある県内の男性と始めました。
◆小野一馬さん
「生活していれば日本語が上達すると思っていたが、なかなかやはり難しいところがあった」
日本で仕事をする上で、翻訳ソフトでのやり取りだけではお互いの意図を完全に理解することは難しく、言葉を習得したいという声が多く上がったそうです。
日常会話で使う言葉を中心にみんな少しずつ上達してきました。
◆ストロミナ・スヴィトラ―ナさん
「すごくおもしろかった。日本語を勉強することは非常に楽しくてみんなで集まれると本当に楽しい」
ストロミナ・スヴィトラ―ナさんはウクライナ南東部のマリウポリから、おととし4月に家族4人で避難してきました。
見知らぬ土地に来て約2年。祖国に帰りたい思いを持ち続けています。
◆スヴィトラ―ナさん
「いまだに信じられない。この2年は私たちにとってものすごく長い2年で、この後も続くと思うと本当につらいので、一刻も早く戦争が終結に向かってほしい。すごく心配している」
スヴィトラーナさんの息子で中学生のキリロ君は、この2年で身長が15センチ伸びました。
ウクライナの中学校の授業をオンラインで受けながら週に3日ほど別府市内の中学校に通っていて、授業や友人との会話で日本語もうまくなりました。
◆キリロ君
「学校に友達と毎日しゃべります。はい、(学校は)楽しい。みんなは優しいです」
3月2日には卒業の日を迎えます。
◆キリロ君
「世界に平和が訪れて特にウクライナが早く終戦となり、みんなが平和に暮らせればいいと思う」
激しい戦闘が続く古里に帰るのは難しく、日本での長期生活も視野に入れている人もいます。
◆小野一馬さん
「今3年目になって、しっかりと日本で自立できるように動いていかなければいけない。避難してきた当初は全く絵にも描けなかったし考えられなかったことです」
1日も早く平和が訪れることを願いながら日本での生活が続いています。