大分台湾 4年半ぶりのチャーター便 各地で“定期便”望む声 文化交流などに期待高まる 

2024年02月22日 18:40更新

大分と台湾を結ぶチャーター便が22日、4年半ぶりに運航しました。

台湾と言えば半導体受託生産の世界最大手TSMCが熊本県に進出し、24日には新工場の開所式を迎えます。

大分県でもインフラ整備や関連企業の誘致などの動きが活発化しています。

交流機会が増えることにこんなところからも期待の声が。

九重町のここのえ緑陽中学校では、2019年に台湾の高雄市の中学校2校と姉妹校となりました。

コロナ禍で中断していた学校訪問も去年、4年ぶりに再開。

6月に台湾の中学生が九重町を訪れ日本の文化などを体験し、12月には緑陽中学校からも生徒7人が台湾の2校を訪れました。

◆台湾を訪問した3年生

「3日しかいなかったけどあの一瞬だけで台湾が大好きになった」

「向こう(台湾)の友達とかお世話になった人にもう1回会ってみたいという気持ちはある」

「経済的な事情が許せば喜んで行きたい」

この交流は、九重町が台湾で観光PRをしたことをきっかけに始まったそうです。

日野町長は教育面や経済面の活性化に向け“定期便”が就航してほしいと話します。

◆九重町 日野康志町長

「台湾を見て、その時に初めて自分たちの故郷も見られる。自分の足元を見つめ直すいいきっかけになるのでは。チャーター便から定期便に変わることを願っている」

一方、台湾旅行で現場の味にほれ込んだ店長が台湾料理を提供している別府市の飲食店です。

アクセスがしやすくなれば料理人同士など食を通じた文化交流も活発になると期待を寄せます。

◆プーワンハンテン小野瑞貴店長

「直行便で、もしそのまま行き来できるようになれば、そういう方ともよりつながれるし非常に期待している」

今回のチャーター便を契機に定期便の就航を望む声が聞かれる台湾便。今後の動きが注目されます。

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