ドローンで物資を輸送 災害時の道路寸断など想定した実証実験 大分

2024年02月02日 18:40更新

災害が起きて道路が通れなくなった状況を想定して、ドローンを使って物資を運ぶ実証実験が、2日、大分県宇佐市で行われました。

先月、発生した能登半島地震では、道路が寸断されるなどして物資の輸送が出来なくなる地区が多くありました。

こうした問題を解決しようと2日、宇佐市の東院内地区で行われたのが、非常食をドローンで運ぶ実証実験です。

ドローンに収められたのは、重さ約2キロの箱。

飛び立ったドローンは、15分ほどで約5.5キロ先の市内の別の地区に到着。

そして、ドローンのもとにやってきた住民が箱を開けて、非常食を受け取っていました。

◆住民は…

「結構(荷物の)重さがあるので、こういうものが運ばれてきたのはびっくりしました」

県は今後も実証実験を続けたいとしていて「災害時だけでなく、買い物に行くのが難しい高齢者の支援などにもつなげていきたい」と話しています。

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