戦後80年 被爆2世が講演「無我夢中で走って」「顔は焼けただれて服はボロボロ、 誰が誰だか…」大分

2025年07月15日 18:30更新

2025年は戦後80年です。

 

 

大分県大分市では集会が開かれ広島に投下された原爆で母親が被爆した女性が講演しました。

 

 

 

◆村輿久美子さん

 

「真っ青な空にエンジン音とともに飛行機が見えて警報が解除されたのに、なんで飛行機がと言ったその瞬間、目もくらむような光と同時にドンっという衝撃を体で感じ気がつくと無我夢中で走って地面に突っ伏していた」

 

 

大分市で開かれた「ノーモアヒバクシャ大分の集い」。2025年の戦後80年に合わせて県原爆被害者団体協議会が10年ぶりに開催しました。

 

 

15日は、被爆二世で広島県に住む村輿久美子さんが「被爆証言を語り継ぐ」というテーマで講演し、母親などから聞いた話を語りました。

 

 

 

 

 

◆村輿久美子さん

 

「みんな爆風で吹き飛ばされ、顔は焼けただれて服はボロボロ、 誰が誰だか分かりません。それでも友達同士手を繋いで逃げようとしたが半袖で熱線で焼かれた腕は指の先までやけどでずるずるに」

 

 

主催した県原爆被害者団体協議会は、「今回の集会をきっかけに原爆や核兵器の無い平和な世界を目指していく意識が高まれば」と話しています。

 

 

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