暖冬の影響か…“早咲き”の河津桜 例年より1週間早く咲き始める 暖房器具の売れ行きにも異変 大分

2024年01月30日 18:40更新

この冬は例年と比べて気温が高く暖冬傾向となっています。
花の咲き始めや暖房器具の売れ行きなど大分県内にも様々な影響が出ているようです。

“早咲き”で知られる河津桜の名所津久見市の四浦半島では…

◆TOS鹿島佑里記者
「この時期の河津桜、例年であればほとんどが緑色の蕾の状態ですが、ことしはすでに蕾がピンクに染まり咲いているものもみられます」

これまで暖かい日が多かった影響か、一部の木で可憐な花がほころび始めています。

津久見市観光協会によりますと、例年より1週間ほど早いということです。

気象台によりますと、ことしに入ってから29日までの大分市の平均気温は7.8度で例年より1度以上高くなっています。

◆津久見市観光協会 山崎野乃花さん
「1月中に咲き始めるのは珍しい。例年は2月の中旬に(見ごろに)なるが、それよりも1週間早く見ごろを迎えると思う」

河津桜は2週間以上見ごろが続くのが特長で、2月10日から始まる「河津桜まつり」の期間中はひと足早いお花見が楽しめそうだということです。

一方、こちらは大分市の家電量販店です。
この時期はファンヒーターやストーブなど暖房器具の売れ行きが良いそうですが、ことしは異変が起きています。

◆ケーズデンキ春日浦店 宮崎優副店長
「ことしは暖冬の影響もあり、若干例年に比べて暖房器具の売り上げは少なかった」

ただ、先週は今シーズン最強の寒波の影響で売れ行きは伸びてきていて、「お得に買ってもらえれば」と最終処分セールを展開しています。

◆ケーズデンキ春日浦店 宮崎優副店長
「このまま寒さが続けば売れていくとは思っているし、暖房器具は気温に連動して売れ行きは変わってくる」

気象台によりますと、31日の県内は3月並みの暖かさとなりそうです。

 

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