柳ヶ浦高校サッカー部 寮生活で培った「団結力」がチームの要 18年ぶり2回目の全国選手権に挑む 

2023年12月18日 18:40更新

冬の高校スポーツの全国大会に出場するチームを紹介する「頑張れ県勢」。
今週は、こちらの柳ヶ浦高校サッカー部です。

18年ぶり2回目の全国選手権出場を勝ち取った柳ヶ浦高校サッカー部。
大会の開幕が約2週間後に迫ったこの日の練習も一層、力が入っていました。

攻撃のキーマンは“相手に奪われないドリブル”が特徴の曽根虎大郎選手。
バランス感覚に優れ、前線で確実にボールをキープ。

県大会決勝では流れをつかむ先制ゴールを挙げ、全国大会でも得点の期待がかかります。

――FW 曽根虎大郎選手(3年)
「大会を通じて4ゴール以上を挙げて、しっかり自分の武器を生かして全国大会でも活躍したい」


ことしのチームは『全員守備・全員攻撃』が特徴です。

粘り強い守備で全員でゴールを守り、ボールを奪うと素早いカウンターで攻撃に転じます。
まさに「団結力」がチームの要。

そんな「団結力」は選手の寮で培われています。

部員の9割が県外の出身で、約60人が学校のそばにある寮で寝食を共にしています。
食事は3食、寮母さんが作ってくれますが、食べた後は自分たちで皿洗い。
掃除や洗濯ももちろん自分で行います。

また、部屋では2人以上で共同生活を送っていますが、団結力を高めるため、3か月ごとに部屋のメンバーの組み合わせを変えているそうです。

Qチームの強みは?
――橋本主将
「一つになろうっていうときに全員が一つになれるところだっ たり、粘り強く戦えるところ。一人一人の色を生かせるようなチーム作りをやってきた」

柳ヶ浦の初戦の相手は岐阜県代表の帝京大学可児高校。
ことしのインターハイでは全国ベスト16まで勝ち上がり、パスやトラップの技術が高い「ボールをつなぐサッカー」が特徴です。

――有門寿 監督
「チームを勢いづけさせるためには、やはり先制点は大きいポイントにはなるかなと思う。まずは初戦突破、ベスト16と いう目標を達成できるように一戦必勝で頑張りたい」

柳ヶ浦は全国選手権で、まずは初勝利を目指します。


 

さて、そんな柳ヶ浦にフットサルFリーグ・バサジィ大分の仁部屋和弘選手がエールを送っています。

――バサジィ大分・仁部屋和弘選手
「この度は柳ヶ浦高校、全国高校サッカー選手権出場おめでとうございます!」

実は柳ヶ浦高校出身で、初の全国への切符を勝ち取った時のメンバーなんです。

――バサジィ大分・仁部屋和弘選手
「(当時の自分たちは)全国では結果を出すことができなかったので、みんなにはぜひ1勝まず勝って歴史を積み重ねてほしい。全国でも頑張ってください。応援しています」

柳ヶ浦の初戦は、12月29日の午後2時10分キックオフです。
TOSではこの試合の模様を実況生中継でお送りします。

 

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