海の治安を守る海上保安部 “命を守る”最前線「潜水士」の過酷な訓練に密着【大分】

2023年12月15日 13:30更新

海の治安を守る海上保安部。
潜水士たちは“命を守る”という強い使命感のもと過酷な訓練に取り組んでいます。
TOSの漆間カメラマンが密着しました。

大分海上保安部の巡視船「やまくに」。
県内の海域を管轄し海の治安を守っています。


 

所属する潜水士は6人、この日は月に3回ほど予定されている海上での救助訓練の日です。

前日の雨と強風で、海は荒れ模様…。
北西の風11メートル、過酷なコンディションです。
そんな状況でも隊員たちは高さ4メートルの船首から勢いよく海へ飛び込んでいきます。
技術はさることながら体力や精神力も鍛えなければ自分自身の命も危険と隣り合わせです。


 

深さ約6メートルの海底で要救助者を助け10分ほどで海上まで引き上げ救助しました。
悪条件にもかかわらず素早く救助できましたが、台風などの災害が起きた場合はさらに状況が悪くなる中で一刻も早い救助が求められます。

多くはできない海に出ての訓練、様々なシチュエーションを想定して繰り返し行われます。
コンディションが悪い中での訓練、実際に潜った潜水士は…。

ーー大分海上保安部 潜水士 道向秀人さん
「しびれますねえ。厳しい環境で訓練したほうが自分のためになるのでいい環境だったと思います」


 

潜水士は海上保安官1万3000人ほどのうち約1パーセントしかおらず、唯一海に潜って救助活動をすることができます。
それだけに6人の潜水士は人命救助に対する使命感を人一倍強く持っています。

ーー大分海上保安部 潜水士 間中啓太さん
「人を救いたいという希望で潜水士になった。訓練は限られた時間しかできないのでいかに訓練をしていく上で現場で生かせる力をつけるということが大事だと思う」




 

訓練は陸上でも行われます。
船と陸上をロープでつないで滑車をつけ要救助者を降ろしていきます。
要救助者は大きなケガをしている可能性もあり迅速かつ慎重な搬送が求められます。

漆間カメラマンも訓練を体験。

ーー漆間カメラマン
「私もブリッジ訓練を体験してみたいと思います」

高さ5メートルもの船の上からロープに吊られて運ばれるのは不安を覚えましたが…海上保安官のチームプレーで安定したスピードで降ろされ無事に陸上に到着しました。

有事の際には現場に真っ先に駆け付ける海難救助のスペシャリスト、潜水士。

ーー宇野瑞穂船長
「不測の事態があった時でもそれに対応して次々と変化しながら対応していくことも頭に入れて訓練している。すぐ現場にかけつけますので何かあった時には118番に通報をよろしくお願いします」

訓練を積み重ね、技術を磨き人命救助の最前線に立ちます。

 

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