毎年恒例 高崎山で「サルの個体数調査」始まる 前の年はC群が山から下りてこない異例の事態に…大分
県が実現を目指している東九州新幹線について、2つのルートの福岡などへの所要時間や利用者数を比較した調査結果が公表されました。
◆佐藤知事
「東九州新幹線実現に向けた機運を醸成していければと考えている」
福岡を起点に大分、宮崎を通り鹿児島までを結ぶ計画の東九州新幹線。
今回の調査は、別府や小倉などを通る日豊本線ルートと、日田市や由布市などを通り新鳥栖を経由する久大本線ルートを比較しています。
どちらのルートも大分-博多間の所要時間は最短で45分ほどですが、熊本までは久大本線ルートの方が56分と短くなっています。
一方、大分-新大阪間でみてみると日豊本線ルートが156分と早く着く計算です。
日豊本線ルートでは在来の特急列車からの代用や、関西方面の空路からの転換が見込めるとし、久大本線ルートは長崎や熊本など九州内の移動から転換しやすいとしています。
開通後の利用者数については、日豊本線ルートが1日に2万4000人ほどで、久大本線ルートが約2万2000人となっています。
事業費は2つのルートとも8000億円以上と推計していて、トンネル工事が多い久大本線ルートの方が高くなっています。
県は新幹線に関する県民向けの説明会を来年1月以降に開き、意見を取りまとめる方針です。