毎年恒例 高崎山で「サルの個体数調査」始まる 前の年はC群が山から下りてこない異例の事態に…大分
初日からまさかの事故です。大分空港のアクセス向上のため、大分県が今年度中の復活を目指しているホーバークラフト。
運航会社が8日朝から船体の操縦訓練を始めましたが、空港の発着場でガードレールに接触する事故が起きました。
ホーバークラフトは大分市の「大分第一ホーバードライブ」が運航を担っていて、8日朝から船体の操縦訓練を始めました。
◆大分第一ホーバードライブ 小田典史社長
「安全運航に気を配りながら、与えられた訓練時間をクリアして、実運航に繋げられたらいいかなと」
操縦士2人が1番船「Baien」に乗り込み、大分市西大分地区に建設中のターミナルから別府湾へと出航。
しかし…
◆TOS柴田真里キャスター
「ホーバークラフトの発着場の入り口です。事故でぶつかった影響でしょうか、壁には白い線が入っています。また、少し先に進むとポールがなぎ倒されていて、ガードレールが大きく曲がっています。事故の大きさを物語っています」
大分市を出発して約45分後の午前7時すぎ、空港側の発着場でガードレールに船体が衝突する事故が起きました。
けが人はおらず、油や燃料もれは無いということですが、船体の後方部分に「重大な破損」が起きたということです。
会社は、事故原因について「操縦士の操作ミス」としています。
◆大分第一ホーバードライブ 小田典史社長
「県民の期待と県有資産を破損してしまったことに対して、深くお詫び申し上げる」
運航会社は8日午後、会見を開き、事故について謝罪しました。
修理には早くても2~3か月、また造船会社のあるイギリスで行うとなれば半年ほどかかる見込みだということです。
操縦訓練は8日に到着した2番船を使用して行うことにしていますが、再開には1か月ほどかかる見込みです。
ただ、会社側は引き続き、今年度中の就航を目指すとしています。
今回の事故について、佐藤知事は「これまで以上に安全運航を第一に考え大分第一ホーバードライブとともに、運航開始に向けた準備に取り組んでいきます」などとコメントしています。
一方、県が購入した3隻のうち2隻目のホーバークラフトが8日、大分市に到着しました。
◆TOS梅田雄一郎記者
「見えてきました。イギリスからの長い旅路の末、日本にやってきたホーバーの2番船が今、ターミナルに向かって走っていきます」
ホーバークラフトの2番船「Banri」は8日午前中に大分市の西大分地区に建設中のターミナルに到着する予定でしたが、手続きに時間がかかったため約3時間半遅れて着きました。
「Banri」は来週にも国による最終検査が行われ、その後、県に納入される予定です。
最後の1隻の「Tanso」は来年1月に日本に到着するということです。