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全国的な夏の記録的猛暑などの影響で野菜が高値となっています。
中でもトマトの価格は去年の3倍となっている店もあり、消費者は頭を悩ませています。
ーースーパーの客
「(トマトを買うなら)300円台かなと思って。きょうは480円なのでちょっと高いと思って手が出なかった」
「家族がトマトが好きなのでトマトジュースを作るが1000円すぐにかかる」
消費者から悲痛の声が聞かれたのは大分市内のスーパーの野菜売り場です。
ーーサンライフメロン 仲野光一店長
「1番野菜で高騰しているのが果菜類でトマト。トマトに至っては昨年に比べると約3倍の仕入れの価格高騰がみられる」
全国的な夏の記録的な暑さの影響などで生育不良となり、出荷量が減って仕入れ価格が上がっているそうです。
店では赤字覚悟で価格を抑えて販売していますが、それでも高値となっています。
また、白菜や大根、人参も仕入れ価格が例年の1.5倍から2倍ほどに上がり野菜をカットして売るなど工夫を凝らしています。
ーーサンライフメロン 仲野光一店長
「11月に入って半ばくらいから少しずつ相場も落ち着いてくるだろうという情報もあるので、それまでしばらく我慢してもらう状況になると思う」
ーーTOS児玉直輝記者
「ここ竹田市荻町は県内一のトマトの生産地ということですが、こちらにも夏の暑さの影響が出ているということです」
竹田市荻町のトマト農家は十分な対策を取ったということですが、中には実のつきが悪く収穫量が去年の半分ほどまで落ち込んだという農家もあるということです。
ーー生産者 田平真樹さん
「(荻町でも)暑過ぎて日射量がすごく高いのでハチが飛んだり花がうまく受粉できなくて実がならないというのがあった。ちょっと異常なくらい高いので消費者にとっては大変かもしれない」
飲食店にも影響が。
大分市内のイタリア料理店ではパスタや前菜など半分以上のメニューにトマトを使っていて週に20個以上は必要となる欠かせない食材だといいます。
野菜だけでなく卵や電気代など、さまざまな物価高の影響もあり苦渋の決断で先週からランチセットの料金を200円値上げしました。
ーーワインとカレーとイタリアン テル 森崎洋介店長
「できれば(値上げは)やりたくなかった。価格が収束して以前に戻ってくれたらと思う」
県内では気温が下がってきたためトマトの生産量は徐々に安定してきているということでJAおおいたは今後、小売価格も落ち着いていくのではとみています。
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