座長は元歌舞伎役者 警察官で作る「劇団しののめ座」 劇で特殊詐欺被害防止を呼びかけ 

2023年10月23日 18:40更新

大分県大分市で23日、警察官の劇団が特殊詐欺防止の劇を披露しました。
座長の警察官は異色の経歴の持ち主なんです。

「じいちゃんそれ、だまされよんのやねんかえ」
「いやいや、わしに限って騙されることは絶対にありえんわい」
笑いに包まれる会場。
23日、大分市の公民館で披露されたのは特殊詐欺防止の劇です。


 

演じたのは、実は警察官たち。
大分東警察署の署員で作る「劇団しののめ座」です。

座長は松延太郎巡査長、実は異色の経歴の持ち主です。

◆松延太郎巡査長
「もともと歌舞伎役者をやっていました」


 

松延巡査長は18歳から約10年間、歌舞伎役者として舞台に立っていました。
子供の誕生をきっかけに警察官を志し、13年前に大分県警に採用。
役者の経験を生かして、多くの人に防犯の大切さを伝えようと、5年前から劇を披露しています。
台本も手掛けていて、実際の詐欺被害を元にしていますが、最も心がけているのは見た人の記憶に残ることです。

◆松延巡査長
「記憶に残りやすいように笑いをところどころに入れるということを気を付けて書いている。特殊詐欺被害を1件でも減らせるように活動をしていきたい」



 

松延巡査長が座長を務める劇団しののめ座は11月23日の県警のイベント「ふれあいポリスフェスタ」でも劇を披露するということです。

 

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